山道で遭遇したとあるクルマを描いた、意味が分かると後から「ひっ!!」となる漫画が、冷や汗が出て涼しくしてくれます。作者はTwitterにイラストや漫画を投稿している乗り物好きの隼のぶを(@NBWHYBS)さん。
スーパーカブでツーリングに出かけた隼さん。とある山道を楽しく走っていると、山奥にふと止まっているクルマを発見します。近くに人影もないし、何だろうと思い近づいてみると……?
運転席を覗くと、ハンドルに顔をうずめた男性!?。「し、死んどる?」「いやいや寝てるだけかも。そうや、寝とるに決まっとる!」──。
一度は足早に立ち去りますが、放ってはおけず再び確認しに戻ります。
まったく動かない男性を見て「えらいことに首を突っ込んでしまった」と思いつつ、窓をノックしようと思ったその時! 運転手さんがむくりと起き上りました。
「い、生きとる〜〜〜!! 寝とるだけやったんかい。もービックリさせてホンマに!」――。
びっくりしたけどひと安心、これで心置きなくツーリングを楽しめる、と現場を後にします。ホッ。これにて一件落着……。
いえいえ。実はこのクルマ、相当な年代物。1972(昭和47)年に登場したスバルの初代レックスです。
塗装は剥がれ落ち、窓はなく、ミラーは取れ、ボンネットにはサビが浮く草むした様子。製造から恐らくは40年以上、そして丁寧に描き込まれたイラストのその朽ち果てた様子から、動くとはとても思えず、放置されて10年以上は経過したものと思われます。人も……乗ってはいないでしょう。
漫画には「(自殺じゃなくて一安心と思いきや)もっと怖い展開やないかい!」「千とナントカの神隠し的なやつ?」「寝る前に見るんじゃなかった」「レックス。誰かに気づいて欲しかったのかな」「生死の確認をした際、車の周りには草が生えていない。最後の描写ではかなりの草が生い茂っている。管理されなくなったかもしくは季節が変わった描写かと思われる」などとさまざまな考察・反響が寄せられています。
一体何が見えていたのでしょうか……。ひぃぃぃ!
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少年はすぐに確保されて週明けに少年裁判所へ。