ニュース

“体を鉄にする薬”で身体を売る労働者たち…… 産業革命の貧民と薬の秘密を描く創作漫画が熱い展開(1/2 ページ)

その薬は誰のために作られたものだったのか。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 産業革命時代を舞台に「人体を鉄に変える注射薬」を巡る話を描いた漫画が、心に熱いものを感じさせる展開で人気となっています。労働者たちを苦しめる薬の秘密とは……。

腕が鉄に変わっていく……

 貧しい労働者階級に生まれた「オリバー」の家族は、明日の生活も知れぬ状態。追い詰められた末に長女は、とうとう最後の手段に出ます。それは、1人の科学者が作った人体の一部を鉄に変える薬で腕を鉄に変え、砕いて売るというもの。目覚ましく発展する社会は、深刻な資源不足となっていたのです。

 長女の片腕を犠牲に、しばらく暮らせるだけの金銭を手に入れた一家。いずれまた足りなくなればもう一本の腕を差し出すという姉に耐えられなったオリバーは、薬を奪いなんとしても金を稼いでくると言い残し家を飛び出します。

advertisement
家族の境遇に耐えられずを飛び出すオリバー

 まだ少年のオリバーなかなか仕事が見つかりませんが、偶然「貴重な宝物を警備する用心棒」という仕事を紹介されます。報酬も良いため半ば強引に仕事を受けさせてもらい仕事場である屋敷に向かうと、そこにいたのは依頼主である高圧的な態度の富豪と前髪で目が隠れた人見知りな娘「エヴェリン」でした。

人見知りな「エヴェリン」

 宝は娘が持っているため召使いとして控え警備をするように言いつけられますが、重度の人見知りなエヴェリンは最初オリバーと目を合わせようともしません。しかし、共に暮らす間に少しずつ心を開いていき、オリバーは自分の姉が食事代のため薬を使い片腕を失ったことを、エヴェリンは自分が将来科学者になりたいことなどをお互いに話すのでした。

オリバーの境遇を知るエヴェリン

 やがて何も起こらないまま、依頼の契約期間最後の夜が訪れます。エヴェリンが持っているという宝とは何だったのかと思ったそのとき、暗闇からエヴェリンを連れ去ろうとする謎の手が。

 実はエヴェリンの目は宝石でできていたのです。そしてエヴェリンを連れ去ろうとしたその手の主は……オリバーの兄でした。兄は家族のため、宝であるエヴェリンの目を奪おうとしていたのです。

 なぜエヴェリンの目は宝石になったのか。オリバーとエヴェリンの運命は。ぜひ漫画を読んで確認してみてください。

advertisement
エヴェリンの持つ宝とは……

 この漫画を公開したのは、左藤うずらさん(@uzrtmgo)。普段からさまざまな漫画を公開しています。

作品提供:左藤うずらさん(@uzrtmgo

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  2. ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  3. 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  4. 「どういうことなの!?」 ハードオフで13万円で売っていたまさかの“希少品”に反響「すげえ値段ついてるなあ」 
  5. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  8. 「衝撃すぎ」 NHK紅白歌合戦に41年ぶり出演のグループ→歌唱シーンに若年層から驚きの声 「てっきり……」
  9. 知らない番号から電話→AIに応対させたら…… 通話相手も驚がくした最新技術に「ほんとこれ便利」「ちょっと可愛くて草」
  10. 「見間違いかと思った」 紅白歌合戦「ディズニー企画」で起きた“衝撃シーン”に騒然「笑った」「腹痛い」