「一口食べたけど返品させて」　わにのパン屋さんがやばい客にオロオロする漫画がかわいくて心配で目が離せない（1/2 ページ）

　優しくて気弱な「コッペパンわに」が営む「ベーカリーわに」には、いつも困った客ばかり――。漫画「がんばれ！コッペパンわに」がTwitterで人気です。迷惑客の対応にオロオロする店長が、心配で見ていられないけれど、かわいいから見ちゃう。

　ある日やって来たお客さんも、やっぱりなかなかやばい人。嫌いな具が入っていたからと、ひと口かじったホットドッグの返品を要求してきます。目を輝かせながら低姿勢で来るのがかえって怖い。

　店長が涙目になって困っていたところに、玄関から「それはあんたのせいだろう」と、威圧感のある助け船。「ふわふわ連合直参2代目マフィン組会長・シュガーさん」という、かわいらしくもいかつい肩書きのおじさんが来店したのです。その怖い顔を見て、やばいおじさんは退散してくれたものの、別の意味でやばいおじさんの登場に店長は大弱り。

　しかしシュガーさんは見た目によらず、名前のイメージ通りのかわいいもの好き。「トラさんクリームパン」や「にくきゅうくるみパン」など、店長自慢のパンを買いに来ただけでした。店長がおそるおそるパッキングしていると、「上～手ゥ……」と拍手までしてくれます。

　思いがけず良いお客さんと巡り会い、店長はうれしくなった様子。裏メニューの「ホイップサンドわにパン」でシュガーさんをもてなすのでした。最初は大変だったけど、結果オーライでよかったよかった。

　漫画は「かわいくて癒やされる」「3コマ目まで見ていられなかったけどそこから大逆転！」と好評の一方で、「前回は作者にブン殴られて心が痛かった」「今回は救いがあって良かった」「人類の悪意と良心を煮詰めたような連載」といった、不穏な感想も多数みられます。それもそのはず、前回の第1話が、「開店時間前だけど入れてくれ」と客に押し切られて、店長がただただストレスに襲われる話だったのです。

　作者の類（@ruuiruiruirui）さんは反響に応えて、「わにが不幸で終わらないために頼もしいキャラクターたちが控えているので、1話目ですでに見ていられない！　というかたも、長く見守ってくれたらうれしいです」とコメントしています。不安感はあるものの、希望もありそうな続編に期待。

作品提供：類（@ruuiruiruirui）さん