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「ずっと地元にいたい、でも海外で見つかりたい」 ギャル全盛期から20年、世界を目指すギャル誌『egg』に野望を聞いてみた(2/2 ページ)

渋谷から地方へ、そして世界へ。

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渋谷から世界へ、見つかってしまった“ギャル文化”

―― Web版7月号では米歌手ドージャ・キャット※とコラボ。ドージャ本人が日本のギャル文化に影響を受けていると公言していたことで実現したそうですね。

※ドージャ・キャット …… コロナ禍にTikTokを通じて「Say So」が爆発的ヒットとなったことで知名度が急上昇したアメリカ人アーティスト。SNS時代のアメリカンドリームの体現者として注目され、2020年を代表するアーティストの1人に。最新アルバム『プラネット・ハー』

ももあ めっちゃうれしかったです。「は!? ギャルってもしかしたらすごいのか」と思いました。力強いアイメイクとか、同じメイクが好きなんだろうなという気がします。もし会えたらめちゃくちゃ仲良くなりたい。一緒にプリとか撮りたいです(笑)。

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赤荻編集長 ドージャ様に出てもらえないかな~とワンチャンを期待してお願いしてみたらまさかのOKでした(笑)。みんなめちゃくちゃテンション上がっていました。

 ドージャ様はLAギャルって感じですよね。骨格に合うハイライト、シェーディングの使い方とか。ファッションセンスがずばぬけている印象があります。LAギャルを目指している子はいまめっちゃ多い。少し前まで韓国系がはやっていたけど、いまは小麦肌で海っぽい感じのファッションをリスペクトするギャルが増えています。

 誌面では派手に映える企画が受けるので、ドージャさんのジャケ写を完全再現するという「なりきドージャ選手権」を提案しました。ドージャさん自身もTikTokでバズってからあれだけ有名になった存在だし、eggモデルとのシンパシーをすごく感じてます


ドージャ・キャット

ドージャ完コピに挑むeggモデルのゆうちゃみこと古川優奈さん

―― ももあさんを含むモデルで結成した音楽ユニット“半熟卵っち”は、ドージャ・キャットの楽曲「Kiss Me More」をカバーする動画を公開しました。

ももあ こんなすごい人とコラボできるのヤバいなと。めっちゃうれしかったです。レコーディングは難しかった。元の曲を聴いたときにかっこよすぎて、こんなの歌えるのかなって思ったんですけど、いい感じにしてもらってかっこよくなったなって自分では思います(笑)。

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 ラップもあるし、共感できる部分もあって最高でした。「関係ない女子男子」って歌詞の部分がかわいくて好き。ちゃんとしたラップはみんなやったことがなくて、「ヤバい、全然できない」って最初はめっちゃ焦っていて。いろいろ教えてもらっているうちに自分なりの仕方ができて、楽しかったです。

半熟卵っち / Doja Cat "Kiss Me More feat.SZA -関係ない女子男子remix-"

MV撮影の舞台裏
本家ドージャ・キャットの「Kiss Me More (Official Video) ft. SZA」

―― 表紙には「LAギャルvs渋谷ギャル」の文字が。ここだけは負けないと思えるポイントは?

ももあ えー……なんだろ。若さくらい……。すごすぎる人なんで基本的にかなわない。エロさはちょっとかなわなかったです(笑)。

赤荻編集長 半熟卵っちのメンバーは、リアルJKも2人いて、平均年齢18歳ですからね。だからこそたくましい生活力は負けない。いまのギャルってお金を使わずにギャルをやっている子が多くて、プチプラでも生きていける。なんといってもいきなり組んだユニット、まだまだ成長途中の半熟ちゃんなんで、そこは年月をかけてスキル磨いてほしいですね(笑)。

―― これを機に海外進出への野望は?

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ももあ 海外に広めたいです! メイクとかやってほしい。ドージャもいい感じにキマっているし、絶対かっこいいと思います。いまはコロナ禍で海外に行けないので、SNSを中心にもっとギャルを広めたい。自分もYouTubeでギャルを知ってめっちゃ好きになったので、ハマる方が世界にはたくさんいると思う。はやらせたいです。

赤荻編集長 TOKYO STREET STYLEという日本のトレンドを発信する海外メディアから取材依頼が入ったこともあり、海外からもギャルは注目されていると実感しました。そのときギャルメイクをまねしてくれてる海外の方も多数いると知り、もっとギャルを世界に発信していきたいですね。パラパラコンテンツとかは言語も関係ないと思うので、海外進出するには強い武器になってくるはず。

 すごいんですよ。コロナ以前にはセンター街で撮影していると、写真撮らせてくださいってすっごくいわれて。海外のYouTuberの方で、あとで調べたらフォロワー数が100万を越えている方に「今出てくれない?」って頼まれてその場で出させてもらったことも。注目度はめちゃくちゃ高かったです。

ももあ ありますね。東京だと観光客も多いじゃないですか。変わってるから写真撮りたいみたいな感じで撮られたことあります。全然イエーイって(笑)。

これからのギャル

―― これからのギャルはどうなっていくと思いますか?

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赤荻編集長 昔みたいにギャルがどんどん増えて行ってほしいですね。まだ私たちが見つけられてない、地元にいる系ギャルにもどんどんSNSを使って世に出てきてほしい! SNSにさえ出てくれればegg編集部が速攻スカウトするので(笑)。

 ギャルの種類ももっと増えていくし、年齢の幅も変わっていくんじゃないかな。何年か前は「ギャル何歳までやっていいんですか?」「20代前半じゃもう遅いですか?」という質問がよく届いていたけど、いまは「年齢なんて関係ないっしょ!」というマインドがちょっとずつ広がっています。


小学生でギャルデビューした赤荻編集長、小学校6年生のときのプリクラ

ももあ 自分的には、いいタイミングでギャルやめたいです。一生やりたいとかは全然ない。いましかできないからやりたくて、大人になったときは大人として普通に生きたい。ガキやっているときにギャルは精いっぱい楽しみたい。メイクは20歳を超えたら落ち着けたいかも。でもギャルのマインドは一生忘れたくないです。それだけは頑張ります。

赤荻編集長 私はずっと現役でいたい。結婚しても何も変わらないし、むしろギャルが好きなんだという相手で、ギャルだから結婚できたのかも(笑)。親子でギャルやりたいですね。3世代ギャルを目指します。孫までギャルに(笑)。


『egg』最新号と
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