井上康生、監督退任を目前に控え「一抹の寂しさ」 今後は「別の立場で存在を示していく」(1/2 ページ)
長い間、日本の柔道界を支えた井上さん。
全日本柔道男子強化監督の井上康生さんが9月14日にブログを更新。2012年11月から約9年に渡って務めてきた同監督を9月いっぱいで退任することが承認されたと報告し、思いを明かしています。
「2012年11月から2期・約9年に渡り務めてきた全日本柔道男子強化監督を今月いっぱいで退任することが承認されました。これまでお力添えを頂いた全ての皆様にお礼申し上げます」と丁寧な言葉で報告した井上さん。2回のオリンピックと7回の世界選手権があったこの9年について、「様々な場面で沢山の学びがあり、出会いがあり、笑いがあり、涙があり、私の人生にとってかけがえのない時間であったと思います」と振り返っています。
また、「日本柔道再建のため共に仕事をしてきた強化コーチ、スタッフの皆さん、そして目標に向かって戦った選手たちの存在があったからこその日々でありました」と戦友へのメッセージも。事前に任期は9月30日までと決まっていたものの、強化委員会を終えた今「一抹の寂しさを感じているのも正直なところです」と本音を吐露。しかし、井上さんの中では既に、監督任期中の経験を“次なるステージ”に生かしていくことにピントを合わせているそうで、「これからはまた別の立場で存在を示していき、己の力を発揮できるよう挑戦を続けていきます」と今後についても意思の強さを感じさせる言葉で宣言しています。
井上さんは2012年に監督に就任し、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックでは7階級全てでメダルを獲得する快挙を達成。さらに、2021年開催の東京オリンピックでは、男子柔道で歴代最多の金メダル5個を獲得し有終の美を飾りました。妻でモデルの東原亜希さんは井上さんの柔道人生に一区切りがついて安堵(あんど)したことを、8月1日のInstagramストーリーズで明かしており、2日には子どもたちから井上さんに贈られた手作りの金メダルの写真を公開。東京オリンピック他、柔道界に大きく貢献した井上さんを「ただただ、本当にお疲れ様でした」と心からねぎらっていました(関連記事)。
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