怖い男子と思っていた男子が実は……？　校内一のワルと“少女漫画の交換会”をするラブコメ漫画がドキドキ（1/2 ページ）

　校内一のワルとうわさされる男子と少女漫画の交換会をすることになる漫画が、見守り続けたくなる展開となっています。共通の“好き”を持つことは、何事にも代えがたい……。

　高校生の「神谷ひかる」は、根っからの少女漫画好き。今日も学校帰りにお気に入りの本屋で少女漫画コーナーに足を踏み入れると、同じ学校の男子でけんか負け無しのワルとうわさの「辰美小太郎」が、少女漫画を物色しているところに遭遇します。

　同じ学校の女子に見つかったことに気付いた小太郎が手に取っていた漫画を本棚に戻そうとすると、ひかりは反射的に「その漫画面白いですよ、読まないのもったいな……」と声をかけてしまいました。次の瞬間、こちらを見る小太郎の眼力にダッシュで逃げ出すひかる。

　翌日、ひかるが教室で少女漫画を読んでいると、ドアを開けて小太郎がやってきました。屋上へ呼び出され内心絶叫をあげるひかるですが、昨日の本が面白かったと感想を伝えてきた小太郎。そして、同じ少女漫画好きとしてひかると友達になりたいと言い出します。

　それから毎週使われていない教室でお気に入りの漫画交換会を2人ですることになり、読書仲間ができたと喜ぶひかる。一方、過去に少女漫画を読んでいることを似合わないと姉やクラスメイトに笑われた過去から、自分が少女漫画好きであることを秘密にしてほしいという小太郎。こうして、2人だけの秘密ができたのでした。

　しかし後日、ちょっとした誤解から起きた出来事がもとで、小太郎はひかるを避けるようになり、交換会に来なくなってしまいます。それでもめげずに、「来週の木曜待ってるから」と強引に交換会の約束を取り付けたのでした。

　ところが交換会当日、抜き打ちの持ち物検査が始まってしまいました。自分のせいで、小太郎の少女漫画好きがバレてしまうかもしれない。小太郎のクラスに向かってダッシュするひかる。教室にたどり着いたひかるが取った行動は……。そのちょっとキュンキュンなラストはぜひ漫画を読んで確認してみてください。

　この漫画を公開したのは、千歳四季さん（＠kucucu）。単行本『少女アフタースクール　―千歳四季短編集―』に収録された話となります。

作品提供：千歳四季さん（＠kucucu）