ニュース

昭和レトロな「広告っぽい家族写真」がまんまサザエさん 勝手に企業に送るのが好きだった祖父が撮影(1/2 ページ)

昭和30年頃に撮影されました。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 昭和レトロな広告風の写真――。撮影者は投稿者のお祖父さま。広告っぽい写真を撮って勝手に企業に送りつけるのが好きだったといいます。どんな方だったのか、投稿者に話を聞きました。


本当の広告みたい……

 昭和30年(1955年)頃に撮影された写真には、台所でしょうゆを2リットル瓶から小瓶に移し替えている女性が写っています。女性はおかずを手に持つ子どもにやさしく話しかけていて、温かい日常風景そのものといったところですが……、よく見るとキッコーマンのラベルがよく見えるようにセッティングされています。

 他にも、食卓を囲む家族、しょうゆ瓶を抱える子どもの写真が投稿されています。どれも商品に目が行く構図です。お祖母さまやお父さまもいい表情をしています。

advertisement

 投稿者のイル・カポネさん(@ill_capone)に、話を聞くことができました。

―― 写真が発掘された経緯を教えてください。

イル・カポネさん:ある行事で私の小さい頃の写真が必要となり実家で古い写真を探していたら「わが家の記録」と書かれた古いアルバムがあり、これらの写真が出てきました。

―― 写真を見てどう感じましたか?

イル・カポネさん:はじめは当時の日常を撮影した普通の写真と思い、そこに写る父や祖父母の姿を「若いなぁ」と見ていました。そのとき一緒にいた私の両親が、「広告みたいな写真を撮っていろんなメーカーに送ることを祖父は好きでよくやっていた」と教えてくれました。よく見るとそこに写る商品がよく見えるように撮られていておもしろいなぁと思いました。

advertisement

―― お祖父さまは、どんな人でしたか?

イル・カポネさん:とても家族思いで仕事熱心な祖父でした。元々、郵便局長をしていましたが父が自分で仕事を始めてからはそちらを手伝うようになりました。水墨画をよく描いており写真が趣味という印象はありませんでしたが、これらの写真を見ると若い頃は相当入れ込んでたんでしょうね。

―― お祖父さまは、どうしてこのようなことを……?

イル・カポネさん:なぜかはわかりませんが、何かとおもしろいことをやりたくなる気持ちは、同じ血が流れてるせいか、わかる気がします。祖父は15年ほど前に他界し、祖母も数年前に他界しましたが、撮影から70年近くたった今、多くの方に見ていただき、そしてたくさんの反響もいただききっとどこかで驚き喜んでいると思います。


 Twitterには他の写真も公開されています。小学館、福助、不二家も勝手に宣伝しちゃっています。どれも印象に残る味わいあるすてきな写真です。

advertisement

画像提供:イル・カポネ(@ill_capone)さん

高橋ホイコ

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  4. 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  8. 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  9. 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  10. セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」