ニュース

人生いろいろ、ホームの配置もいろいろ 意外とディープな「プラットホーム」の種類(初級編)(2/2 ページ)

いろいろ混ざって「どんどん複雑化」していくのが楽しいですよ~。

advertisement
前のページへ |       

大きな駅ではいろいろ組み合わさって「複雑化」

 大きな駅では、これらが組み合わさってどんどん「複雑化」していきます。

 特急なども走る路線、主要駅でよく見られるのが島式ホームを複数組み合わせた「2面4線(以上)」の配置です。複数の路線、複数社の列車や種別が入線する駅で、特急などの上位種別列車が普通列車を追い越したいとき、別の列車に乗り換える機能を持たせたいときなどに使われます。


主要駅によくある「2面4線(以上)」のパターン

 東海道・山陽新幹線のこだま停車駅などには、対向式ホームの発展系で2つのホームの間に線路が4本ある「2面4線」のパターンもよく見かけます。ホームと接していない線路は通過線。「のぞみ」などの速達列車が速度を落とさずにパァァンと通過するための線路です。

advertisement

東海道新幹線のこだま号停車駅などでよく見られる「対向式ホームの2面4線」パターン。ホームと接していない真ん中の2線が通過線

 さらに複数の「島式ホーム」があり、その間に「通過線」がある駅もあります。島式ホームながら一方は行き止まりの「切り欠き式」、真ん中の列車はどちらからも乗り降りできる3面2線あるいは2面3線型、さらにさらに、駅が複数層化していたり、平面にずれて配置してあったり、はたまた上下左右に線路が入り交じる駅もあって、どんどん複雑に……。

 普段使う駅は何式か、今度旅で行く駅はどうか、巨大駅の東京駅や新宿駅、梅田駅などは果たして「何式で何面何線」なのか、などなど。あらためて調べてみると意外なことを発見できるかもしれませんね。皆さんも、ぜひ。

新田浩之(にったひろし)

1987年神戸市生まれ。関西大学文学部卒、神戸大学大学院国際文化学研究科修了。主に鉄道と中欧、東欧、ロシアの旅行に関する記事を執筆。2018年からチェコ政府観光局公認の「チェコ親善アンバサダー2018」を務める


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「マジで復活してくれ」 日清が7年前に終売した「人気カップ麺」→“まさかの現在”に「えっ?」「まじ?!」
  2. 「博物館レベルのレア物」 ハードオフに8万8000円で売っていた“驚がくの商品”に騒然 「PS5よりも高い」
  3. 七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
  4. ホテル従業員が教える「部屋でやっていいこと、よくないこと」 常識と言えば常識だけど……?
  5. 「これは切れるわ」 引き出しで見つけた“現金”の封筒を開けたら…… “ブチ切れ必至”なまさかの中身が話題「吹いたwww」「良いセンスw」
  6. 野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
  7. 余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
  8. 「どうしてそうなった」 コスプレイヤーの「普段」→コスプレの“ありえない振れ幅”に思わず二度見 「ギャップで風邪ひいてる」「同一人物ですか!?」
  9. 「脳がバグるww」 顔面が3分の2になる“禁断の小顔メイク”を試したら……? “とんでもない仕上がり”が290万再生「腹痛い」「ほんとおもろいw」
  10. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」