作業療法士が自作した「ペットボトルオープナー」に反響　握らず突起を押すだけでフタを片手で開けられる（1/2 ページ）

　リハビリ専門職のTwitterユーザーが自作した、ペットボトルのフタを片手で開けられる「ペットボトルオープナー」が注目を集めています。

　上からかぶせるようにフタにはめたら、突起を壁などに押しつけることで、フタを開けられます。オープナー側にある傾きのある“爪”が、フタを開けようと回す際にうまく締まってくれるようです。

　日常の中で力が入らないときなど、すべらないように握るのが大変だったりしますが、そういったときにも活躍してくれそうです。

　作者は、日常生活上の細かい動作や精神分野のリハビリを行う作業療法士の方。10年来の友人で同じく作業療法士の竹林崇（@takshi_77）さんがTwitterでオープナーを紹介したところ話題に。竹林さんは実際に試して、「本当にすごい。片手であっさりペットボトルが開いちゃう。力もほとんどいらない。こう言う視点、作業療法士だな」と感動したことを伝えています。

　3Dプリンターによる個人制作で、メルカリとBASE内のネットショップにて800円で販売中（※現在はBASEでの販売がメイン）。どちらも「片手で開けれるペットボトルオープナー」で検索すると見つけられます。なお、特許関連の手続きは現在進めているとのこと。

　コメントでは「これは素晴らしい」「子どもから高齢者など色んな人が使える」と賛辞が寄せられ、自助具としてのほか「握力が落ちたら欲しい」「たまに開けられないことがあるから欲しい」などの声が。既に多くの方が購入しているようで、想像以上に需要があることも分かる反響となっています。

画像提供：竹林 崇（@takshi_77）さん