死ぬところを見せ物にされ……　ヒトが奴隷労働させられる世界で自由を求め脱走する漫画が泣ける（1/2 ページ）

　ヒトが獣人に支配され奴隷労働に従事する世界の漫画が、泣ける話で人気です。ずる賢く生きようとしていた男が最後には……。

　アザラシの獣人に買われ、海上闘技場で海獣と戦わせられることになった奴隷の「ヒルコ」。次々にヒトが海獣に殺されていく中、少年「灰茶」（ハイチャ）の活躍によりなんとか初めての戦いを生き残れたのでした。

　ハイチャは海上闘技場で生まれた最古参で、彼なら逃げ道を知っているかもと懐柔することにしたヒルコ。他人と交流しないハイチャでしたが、子どもの扱いと処世術に長けたヒルコは徐々に彼の心を開かせていきます。

　しかしある日、食肉用の「人間牧場」で子どもたちの教師をしていたことがばれてしまい、子どもを差し出した人でなしとリンチを受けるヒルコ。ハイチャに助けられ「助けるのが遅い」と内心毒づきながらも、ハイチャの涙と本気で心配する言葉に必ず一緒に脱出することを決意します。

　脱出の算段を整える中、闘技場で予想外の事態に見舞われます。いつも奴隷が勝つと客が退屈すると、とんでもない怪物が放たれてしまいました。確実に全員死ぬ。追い詰められ、ヒルコは最後に決断を下すのですが……その最後は、ぜひ漫画を読んで確認してみてください。

　この漫画を公開したのは、漫画家の土屋計さん（＠kei9199）。この話の続きもいずれ公開する予定とのことです。

作品提供：土屋計さん（＠kei9199）

土屋計さんの著書