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いつもの電車が貸切レンタルスペースに 能勢電鉄、駅ホームに留め置いた車両の貸し出しサービス開始

車両内での物品販売や撮影会など、活用方法はいろいろ!

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 駅ホームに留め置いた車両をレンタルスペースとして貸し出す「貸切留置車両」サービスを、能勢電鉄が開始しました。


能勢電鉄が駅ホームの留置車両をレンタルスペースとして貸し出す新サービスを開始(画像:能勢電鉄、以下同)

 貸切留置車両とは、普段は目的地までの時間を揺られて過ごす車内を「レンタルスペース」として活用し、PR活動や撮影会、マーケットなど、さまざまな催しを実施できるというサービスです。


車内スペースでの物販販売や撮影会イベントなどに活用可能

能勢電鉄は兵庫県内で鉄道路線とケーブルカーを運行している阪急電鉄の子会社

 貸し出される車両は4両編成。基本使用料(最大3時間)は、妙見口駅(1号線)6万6000円、川西能勢口駅(5号線)11万円、日生中央駅(留置線、外観撮影のみ)7万7000円となっており、3時間を超えて5時間まで利用する場合、1時間あたり5500円の延長料金が必要です。

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 利用可能時間は10時から15時まで。基本使用料には保安要員2人が含まれます。そのほかにも記念撮影用ヘッドマークの貸し出しは1枚1100円(最大10枚)、記念撮影時に方向幕を使用する場合は5500円、貸切車両を指定する場合は1万1000円の料金が別途必要になります。

 駅構内や車両内で物品販売を行う場合は、売上手数料として売上の2%を能勢電鉄に支払う必要があるほか、不特定多数を対象とした参加型有料イベントとして使用する場合には入場料として1人あたり160円を必要とする場合があるとしています。


貸切電車」サービスとも組み合わせられる

 同社がすでに提供している「貸切電車」サービスと組み合わせることも可能で、アイデア次第でイベントのバリエーションを広げられるとしています。

大泉勝彦

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