隣人のストーカー被害に巻き込まれた男性　嫌がらせは悪化し続けて……予想外の結末を見せるホラー漫画（1/3 ページ）

　どのような場所に住まうとしても、近隣住人との確執は避けたいもの。今回ご紹介する作品は、隣人のトラブルに巻き込まれる男性のお話かと思いきや……話が二転三転し、最後まで読み進めなければ分からない内容となっています。

　集合住宅に住む男性のお話。彼は毎日のようにドアへ貼られている、悪口の書かれた貼り紙に悩まされていたのですが……隣に住む女性が声を掛けてきたことで事態は急変します。

　彼女が語るところによれば、貼り紙は自分につきまとうストーカーの仕業なのだと言います。そのストーカーは、男性が引っ越してくる前の住人にも同様の嫌がらせをしており、誰に相談できるでもなく、ずっと怖い思いをしていた……。女性は涙ながらに語りました。

　決して姿を見せることなく、ほんのわずかなスキをついて貼り紙をしていくストーカー。事情を知った男性は同情し、女性を少しでも安心させようと試みます。お互いの身を守るため、ふたりは一緒に過ごすようになっていくのでした。

　そんなある日のこと。ドアの外ではなく、部屋の中に紙を貼られる事件が起こります。ストーカーは今、男性の部屋の中にいるのでは……。そう考えた女性は男性を自身の部屋へ招き入れ、避難させるのです。

　ストーカーという共通の敵と戦い、同じ時間を過ごしていたためでしょう。ふたりは少しずつ惹かれ合っていて、この日とうとう結ばれるのですが……その後に待ち受けるのは意外な展開なのでした。

　ふたりが寄り添い戦っていた姿を見せないストーカーは一体何者なのか。思わぬ展開を見せる物語の顛末は、漫画を読み進めてお確かめください。

　作者は漫画家の的野アンジ（@matonotoma）さん。この作品はマンガサイト「サンデーうぇぶり」にて連載中のオムニバスホラー漫画『僕が死ぬだけの百物語』の一編で、同作品の単行本第2巻が発売中です。

作品提供：的野アンジ（@matonotoma）さん

記事：たけしな竜美（@t23_tksn）