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「アイマス」15周年記念のお祭りゲームだったはずが…… 「アイドルマスター ポップリンクス」はなぜ短命に終わってしまったのかモバクソ畑でつかまえて(1/3 ページ)

全アイマスシリーズキャラ集合の「越境ゲーム」としても期待されていたものの……。

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 当連載にてサービス開始を取り上げたゲームが終了を迎えることも珍しくなくなってまいりましたが、先日「アイドルマスター ポップリンクス(以下、ポプマス)」公式サイト)のサービス終了が発表されました)。

ゲーム内のサービス終了告知

 リリース早期からいろいろと懸念されていた点があったため「ああやっぱり」と思う人が多かったようです。一方で「わずか1年半でアイマスの名を関した作品を続きもなく終わらせるのか」と驚いている人もいました。アイマス関連ではこれまでに「アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!」で約4年、「アイドルマスター ミリオンライブ!」が約5年でサービス終了していますが、前者には「アイドルマスター SideM GROWING STARS」が、後者には「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」という後続ゲームが存在しており、作品としての展開が終了したわけではありませんでした。

 ではなぜ「ポプマス」はそれらのアイマスシリーズとは異なり、続編の発表などもなく終わってしまうことになったのでしょうか。初期に離れてしまった身ではありますが、それゆえに「このへんがダメだったんじゃないか?」と思ったことを書いていきたいと思います。

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「アイドルマスター ポップリンクス」(公式サイト

ライター:怪しい隣人

出来の良くないソーシャルゲームを勝手に「モバクソゲー」と名付けて収集、記録、紹介しています。モバクソ死亡リストは500件を超えました。年々ソーシャルゲームが複雑になり、ダメさを判定するのに時間がかかるのが最近の悩みです。本業はインフラエンジニア。そのためソーシャルゲームの臨時メンテは祭り半分胃痛半分な気分です。

 

思えば初手からいろいろと思い当たる点が

 原因その1は「最初にスキルバランスの調整で失敗した」部分です。リリース時のレビューの時点で「限定追加衣装のアイドルが持っているスキルがめちゃめちゃ強い」というお話はさせていただいてましたが、この強いスキルだった「チアフルスターライト」を弱体化することなくバランス調整するにはどうするかという対策として「チアフルスターライトを発動するためのコンボパーツとして必要となる「プリズムスパークラー」「プリズムブラスター」という恒常キャラが持っているスキルを弱体化するという調整を行ったのです。

 これは「今後も限定で強スキルを突っ込むことはあるしそのときは強スキルの弱体化はせずにコンボパーツを弱体化するよ」という告知がなされたも同然でした。私はこのあたりで嫌気がさして早々にリタイヤしてしまいましたが、そういう人も多かったのではないでしょうか。

当時の調整告知

 原因その2としてあげられるのは、スキマ時間ゲームというコンセプトの失敗です。実際アイマスPはメインにしているゲームが1つや2つは確実にあるので、その合間に遊んでほしいゲームということでお出しされたはずのポプマスですが、先に書いたスキルの追加により1回あたりのプレイ時間が大幅に伸びることになってしまいました。

 そしてイベントは「周回してポイントを集めてアイテムをゲットしよう」というもので、これまたプレイ時間が伸びていきます。ツムツム系のゲームなので自動プレイやスキップなどは存在していません。結果的にそれなりに時間をかけてやり込むことになってしまいます。先にも書いたように私は早々にリタイヤしてしまったのですが、このあたりが後々改善されたという話は聞こえてこなかったように思います。違うイベント形式が実装されたという話は調べると出てくるのですが、それがあまり話題になっていたという記憶はありません。

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イベントの説明画面

 

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