“アイマス版ツムツム”こと「ポプマス」いよいよサービス開始 「ツムツム」と遊び比べて見えた優しい点・厳しい点:モバクソ畑でつかまえて(1/2 ページ)
モバクソゲーサークル「それいゆ」発起人、怪しい隣人さんによるスマホゲームコラム。今回は「ポプマス」こと「アイドルマスター ポップリンクス」にハマったというお話。
年末年始はゲームのサービス終了告知が多く、大変忙しい日々を過ごしておりました怪しい隣人です。冥土の旅の一里塚とはよく言ったもので、この時期は年度末に重なるため峠を超えられない作品が増えがちなのです。そんな忙しい中、最近はすっかり「アイドルマスター ポップリンクス(以降ポプマス)」にハマってしまい、スキマ時間を奪われています。今日はそのポプマスについてお話したいと思います。
ライター:怪しい隣人
出来の良くないソーシャルゲームを勝手に「モバクソゲー」と名付けて収集、記録、紹介しています。モバクソ死亡リストは500件を超えました。年々ソーシャルゲームが複雑になり、ダメさを判定するのに時間がかかるのが最近の悩みです。本業はインフラエンジニア。そのためソーシャルゲームの臨時メンテは祭り半分胃痛半分な気分です。
ツムツムとの違いは「テンポのよさ」
アイドルマスター各シリーズから選抜されたアイドルでユニットを組み、パズルに挑む作品であるポプマス。公式でも「スキマ時間にカジュアルゲーム」とアピールしている短時間プレイゲームなのですが、そういうゲームにありがちな「ついついやってしまう」という魅力は十分にあると思います。
アイマスだけあって3人のアイドルでユニットを組み、アイドルそれぞれにスキルをセットして音符をつなげて消すパズルに挑むのですが、アイドルとスキルは別個に設定できるのが大きな特徴です。この仕様のおかげで「あのスキルとあのスキルを組み合わせたいがアイドルが固定されてしまう」という心配はなくなっています。スキルとアイドルには属性が設定されており、同じ属性でないとセットできないという制限がありますが、アイドルには2つの属性が設定されているため組み合わせにはかなりの自由度があります。
ポプマスについてはNHN PlayArtが開発を担当していることもあり、当初から「アイマスツムツム」とも呼ばれていましたが、私自身はツムツムをプレイしたことがないためか新鮮に遊べていました。せっかくなのでこの原稿を書くにあたり、ディズニーツムツムをDLして遊んでみました。
恐らく世間では珍しいポプマスからツムツムへ逆流した人間の感想としては、見た目はともかくプレイフィールはあまり似ていないと感じました。まず、ツムツムに比べると大幅にスピード感がアップしています。3体のアイドルのスキルを次々発動しながら音符を消していくポプマスに比べ、ツムを消してゲージを溜めてスキルを発動して……というツムツムの流れは随分ゆったりしたものに感じます。ただ、ツムツムにある「スキルを抱え落ちするとボーナスルーレットが発生」という要素はポプマスにはなく、これは純粋にうらやましいところです。
パズルゲーム部分は「スピーディに遊べるようにアレンジしたツムツム」という感じなのですが、ツムツムにもあるボムとは別に「ユニットアピール」という全体画面を一気に消せるシステムがあり、これを発動させるためにカガヤキというものを集める必要があります。またカガヤキを効率よく集めるために音符をぐるっと囲って消す「ループ」という要素も独自のものでしょう。ループは「中にある同色の音符を一気に消す」効果もあります。ただ、このあたりは先にも書いたスピード感重点の要素によりいちいち気にしてプレイしていられない、というのが個人的な感想です。
もちろんパズル部分だけではなく、アイマスならではの要素も存在しています。組んだユニットはどんどん信頼度が高まっていき、ホーム画面でアイドル同士の交流を見ることが可能です。このあたりで「シリーズを横断したゲーム」の強みが生きてきます。ミリオンライブ、シンデレラガールズ、シャイニーカラーズから1人ずつ好みのアイドルを選んだ自分だけのユニットなんかが簡単に作れてしまうわけで。もちろん、現在実装されている面々からだけなので「俺の担当がいない!」という方は今後に期待していただく必要があるのですが。
先にも書いた「スキルとアイドルの分離」により、ユニットの組み合わせにもだいぶ自由度があります。加えて最初のユニットを育成していく過程でマイクという大幅に能力を上乗せする装備アイテムが入手できます。これらを転用すれば、さらに後続のアイドルたちを育成するのが容易になるでしょう。最初の段階でユニットを組むアイドル3人は好きに選ぶことができ、共通衣装のアイドルであれば、ガチャよりはちょっと多めの石を突っ込めば確定入手が可能という親切設計。作ったユニットにはそのキャラや装飾を使ったジャケットデザインも作ることができ、これも楽しさの1つといえるでしょう。ここまで見ると大変優しいゲームと言えましょう。ここまでは。
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