空に浮かぶ月を指し示すような道路標識　偶然いい感じに並んだ写真が「月に行けそう」と話題に　ただし自転車を除く（1/2 ページ）

　――真っすぐ月を指し示すような道路標識の矢印。「月に行けるかも」というコメントとともに投稿された不思議な写真に、15万を超える「いいね」が寄せられ、Twitterで話題になっていました。

　話題の写真を投稿したのは、カガクノトビラ（@kagakunotobira）さん。プラネタリウム番組やプラネタリウムのVRなど天文関連コンテンツを制作する「カガクノトビラ」プロジェクトに所属しています。

　写真には薄暗い空に浮かぶ月と矢印が上方向を指す道路標識が写っています。撮影した場所は西武新宿線花小金井駅の近くを走る小金井街道の「花小金井駅西交差点」。普段から星空をスマートフォンで撮影し投稿していたカガクノトビラさんが、標識の矢印と月が重なることに気づき、「『月に矢印が向いている』から『月に誘導されてるっぽい』」と感じて撮ったそうです。

　標識は「指定方向外進行禁止」というもので、つまり「自転車を除く」車両は矢印方向にしか進めないということを意味しています。

　しかし、字面だけ見れば「自転車だけ」が月に行けないようにも見え、それを面白いと感じてツイートしたそうです。

　月と標識を撮影した写真は、「ロマンがあって好き」「こういう感性が好き」「とても詩的で好き」「ナイスアングル」と好評。しかし、一方で自転車好きの人からは「なんでや！？」「ちくしょう」など悔しがる声も。また、「某映画だと、『自転車のみ』となるはず」「ETは行けへんやん」など、異星人と少年の友情を描いた映画「E.T.」を連想した人も多かったようです。

　カガクノトビラさんは写真が話題になることで「一人でも多くの方が空を見上げる機会が増えたなら、とても嬉しいです」とコメントしています。

（谷町邦子　Facebook／Twitter）

画像提供：カガクノトビラ（@kagakunotobira）さん