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「時速70キロでイノシシと激突」3億円のスーパーカーに課せられた過酷なテスト さまざまなシチュエーションを想定した安全性を追求
スーパーカー開発の裏側です。
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ゴードン・マレー・オートモーティブが、新車価格3億円を超える「T50」の走行テスト動画をYouTubeに投稿しました。スーパーカー開発の裏側が見ることができる貴重な映像です。
T.50 VLOG | EPISODE #15 | AIRBAG CALIBRATION TESTING AT ATP PAPENBURG
ゴードン・マレー・オートモーティブは、F1マシン「マクラーレン MP4/4」や、1990年代に製造された「マクラーレン・F1」などを手掛けたカーデザイナー、ゴードン・マレーが創業したスーパーカーブランドです。
テストを受けている「T50」は、2020年に発表したスーパーカー。新車での価格は236万ユーロ(約3億2000万円)とされています。
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パワートレインには3.9リッターV12エンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせました。最大662馬力、最大47.6kgf-m(467Nm)を発揮しながら、車体重量は986キロに抑えてます。
動画内で「T50」が受けているのは、エアバッグが適切なタイミングで作動するかどうかのテストで、「時速60キロで石畳の上を走行」「砂利で作られた山に乗り上げた」など、さまざまなシチュエーションを想定したテストが繰り返されています。
最後に「時速70キロでイノシシと激突」を想定したテストも。約3億円のスーパーカーは派手に乗り上げ、衝突する様子は、何だかもったいなさを感じますが、こういった試験によって得たデータが、より安全なクルマづくりへとつながっていくのですね。
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