野犬の群れで育った子犬を保護、初めはおびえていたが……　心を開いて大きく成長したビフォーアフターに感動

　野犬の群れで育った子犬が保護され、次第に心開いていく成長記録がYouTubeチャンネル「にゃんちゅうばぁCatTuber」に投稿され、再生数96万回を突破（記事執筆時点）。「幸せになって本当に良かった」「立派な成長ぶりに感激して涙が止まりません」と感動を呼んでいます。

　犬猫の預かりボランティアをしている投稿主さん家族に保護された野犬の子犬。生後3カ月くらいで、人間に馴れていないためおびえており、お風呂のためにケージから出すと固まってしまうほど。おなかが空いていても人前では食べず、うつむいた表情や背中を向ける姿から、心の壁が厚いことが分かります。

　さらに群れから離れ独りになった不安からか、毎晩夜泣きをする姿が。そこで投稿主さんは、隔離期間中、子犬のそばにいてなでながら一緒に寝ることにしました。

　すると、2週間がたつころには人慣れした様子が見られ、人前でご飯を食べたり、おなかを出して横になったりする姿を見せてくれるようになります。

　間もなく「大福」君と名付けられた子犬は、添い寝してくれたお父さんに最初に心を開き、保護25日目以降には自分から甘え、ドアの前でお父さんの帰りを待つまでに。表情もすっかり明るくなってる！

　また、面倒見が良く優しい先住犬「ジオ」君の存在も大きく、最初のころは警戒していた様子の大福君も、気付いたら一緒に寄り添って寝るほど仲良しになりました。

　そして、やってきて2カ月がたとうというころ、もう1つうれしい出来事が。保護したときに一緒にいた大福君の兄弟が見つかったのです。当時は逃げられてしまいましたが、その後“命の期限のある場所”にいたところを投稿主さんが見つけ、同じくお家で預かることで、ふたりは再会することができました。お互いに思い出して、楽しそうにじゃれ合う様子に胸がいっぱいになる……！

　今回の動画のラストでは、里親さんの元でさらに成長した大福君の姿も見ることができます。ジャーマンシェパード系統の血が入っていたようで、大福君は凜々（りり）しく堂々とした立派な成犬に。また同時に甘えん坊な性格はそのままで、いまでも家族との添い寝が日課になっているという話にほっこりします。

　優しい言葉をかけ続け、あせらず親身になって接することで、元野犬の心を開いた投稿主のにゃんちゅうばぁさん。ペットを迎え入れる人に保護犬・保護猫の選択肢を広め、また殺処分数を減らすことを目的に動画を投稿してします。保護猫・保護犬との日常はYouTubeチャンネルで不定期で更新中。Twitterアカウント（@mtboYVSWqnFHoaU）でも情報を発信しています。

画像提供：YouTubeチャンネル「にゃんちゅうばぁCatTuber」さん

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