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「鳥肌たった」「これこそアート」 SNSで約13万いいねを集めた1枚のイラスト、種明かしがさまざまな反響呼ぶ(1/2 ページ)

深い……。

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 Twitterで1枚のイラストがその制作に関する種明かしの意外性も相まって、12万8000いいね、1万5000リツイートを集めるなど大きな反響を呼んでいます。投稿者はイラストレーターのらいす(@rice01200120)さん。

 話題になっているのは、キャンバスに大きな「×」を描く男性のイラストです。彼は打ちひしがれた様子で、背景にある数々の絵と、投稿時に添えられた「好きで始めたはずだろ」という言葉から、以前のようには描けなくなった画家の心象風景を描いた作品だと解釈できます。

「好きで始めたはずだろ」のツイートとともに公開された作品

 この時点でもすでに「創作活動してる人なら高確率で刺さる」「これはわかる…」などの共感が寄せられましたが、投稿主のらいすさんが数分後に「背景の絵はすべて #midjourney(画像生成AI)で作成しました」と種明かししたことが、さらに衝撃を与えました。AIが描いた絵を前に膝から崩れ落ちる画家の姿とも捉えられるという、作品に込められた皮肉に「鳥肌たった」「これこそアート」などの声が寄せられています。

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こちらの補足ツイートも含めて話題に。この補足を知ると、AIが描いた絵を前に膝から崩れ落ちる画家の姿に……

 ちなみに「Midjourney」は、与えたテーマに沿った画像を出力する画像生成AIで、同様の技術で作られた“AIによる絵”は、完成度の高さも相まってブームになりました。一方で、クリエイティブな仕事をAIが奪う可能性があるのでは? という側面から議論が徐々に活発になってきています。

 そんなタイミングで明確な意図を持って描かれた“風刺画”ですが、いろいろな受け取り方ができるとあって、「AIにも絵は生成出来るけど、作品は生み出せない」や、むしろ「AIを使いこなしてる」といったコメントも。これからAIアートがどこに向かうのか今はまだわかりませんが、今回示されたことが1つの希望となる未来が来るかもしれません。

画像提供:らいすさん(@rice01200120

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