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仏移住の杏、170年前の技法で写真撮影「幕末の志士になったよう」 世界に1枚だけの写真に大興奮(1/2 ページ)

坂本龍馬の写真で有名な湿板写真。

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 フランス移住を発表した俳優の杏さんが9月11日、自身のYouTubeチャンネルを更新。170年前にイギリスで発明されたという技法を用いて撮影した「湿板写真」を公開しました。

 湿板写真は幕末の土佐藩士・坂本龍馬の写真でも使われている古典技法で、フィルムではなくガラス板に写し出すというもの。杏さんは「170年ぐらい前のスタイルなんですけれど私ずっと憧れていた写真でもあります」と念願の撮影であることを告白。杏さんによると、幕末から明治時代の人々が新天地に意を決して飛び込むときに撮っていたそうで、フランスに移住する自身と重ねる部分もあったのかもしれません。


専用のスタジオへ(画像は杏 公式YouTubeチャンネルから)

 実際に撮影された写真を見ながら説明を受け、ポーズと画角を決めることになった杏さん。写真館の人から、昔の人はカメラ目線や笑顔を浮かべることもあまりなかったいうことを教わると、目線を外して凛とした表情で撮ることに。ガラス板に薬品が塗られ、湿板写真用のフィルム作りが終わると、いよいよ撮影本番です。

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体が動かないように固定する器具“首おさえ”(画像は杏 公式YouTubeチャンネルから)

 撮影時間は6秒で、シャッターがないためレンズキャップを開け閉めして撮影。暗室で写真を現像して明るい部屋で定着させ、そこからさらに水洗いを30分、乾燥20分を終え、世界に1枚だけの写真が完成しました。

 出来上がりを見た杏さんは「すごーい! 自分も幕末の志士になったような気がします」と歓喜。最後は写真をしっかりと抱え「これから(フランスに)行くぞっていう気持ちで撮ったから、撮った瞬間を忘れないでこれから頑張っていきたいと思います!」と、気合を入れていました。


美しい(画像は杏 公式YouTubeチャンネルから)

 視聴者からは「湿板写真、名前だけは知ってたけど現在も撮影してくれる所があるとはビックリです」「こういうのが未だにあるのがすごい 未来にも残して欲しい」「湿板写真が現代でも撮れること、その仕上がりの美しさに感動しました!」「湿板写真の雰囲気、杏さんにとても合っていて趣があって美しいです。本当、幕末の志士のよう!」と、杏さんの美しさに見とれる声とともに、湿板写真の撮影を興味深く見たというコメントも多数寄せられています。

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