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最短何日でいける? え? 2日後も可能!? 販売店が解説「クルマの最短納車」を目指す方法がためになる(1/2 ページ)

納車日を待つあのウキウキ期間もいいですが……やっぱ買ったら早く乗りたい!

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 買ったクルマは「最短最速」でいつ乗れる? 自動車販売店が解説してくれた「最短で納車できる方法」がためになります。へぇぇ~! 知っているかもしれませんが、そういえばそうだったのかーと目からウロコです。

最短納車を目指すには? 揃える書類は? を解決します!(YouTube/Hosei group|株式会社ホウセイ|正規輸入車から中古車までの総合カーディーラーグループ)

 クルマは、買えばすぐ乗れる/すぐ自分のモノになるわけではありません。

 新車をこだわり仕様で注文したならば、それを生産する日数、オプションを取り付けたり整備をしたりする日数がかかります。昨今は……半導体不足などによる生産数不足などで買いたくても「そもそも、モノがない」状況も重なり、「今注文したら、納車は5年後(!)です」という車種も珍しくはありません(関連記事)

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 では、既にお店にある「即納OK」などとある在庫車、あるいは車検が残っている中古車はどうでしょう。

 漫画などで大金持ちが「これ、すぐくれ!」と札束をズンと出してその場で乗って帰っちゃうシーンを見かけます。でも、現実ではほぼ大抵の場合できないのです。「借りる」カーシェアやレンタカー、代車、試乗車などとは違い、クルマを自身の所有物にするには所定の手続き・登録が必要で、そこにも相応の日数がかかるためです。

 新しいクルマやバイクを注文・契約し、納車される日を待つ期間。それは、普段冷静な人でさえも子どものようにウキウキワクワクを抑えられなくなってしまう、なんとも言えない魅惑の期間だったりもします。しかし、やっぱり「待っていられない! なる早で乗りたい!」ですよね。

 ……ということで、自動車販売店のホウセイさんが解説する「最短納車を目指す方法」はこちら!

 「最短納車」を目指してクルマを買いたいときは、お金や支払い手段の用意とともに、以下の「必要な書類、印鑑もあらかじめ用意」して出掛けるのがポイントです。

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  • 登録車(白ナンバーの普通車)の場合:印鑑(実印)
  • 登録車(白ナンバーの普通車)の場合:その印鑑登録証明書(下取り車なしのときは1通、下取り車ありのときは最大3通)
  • 登録車(白ナンバーの普通車)をローンを組んで契約する場合:住民票、もしくは実印と印鑑登録証明書
  • 軽自動車(黄色ナンバー)の場合:印鑑
  • 軽自動車(黄色ナンバー)の場合:住民票、もしくは実印と印鑑登録証明書
  • 委任状(登録手続きを販売店などに依頼するための書類、押印も必要)

 印鑑登録証明書は、登録車の保有が個人の資産となることから必須になります。一方、軽自動車には不要、完済まで個人資産にはならないローン契約時も不要です。

 住民票の代わりとして印鑑証明書を利用できるシーンもあります。登録車か軽自動車かを決めていないならば印鑑証明書は用意しておくとよいでしょう。

 併せて日数がかかるのが、

  • 車庫証明書

 です。


(参考)車庫証明の取り方(JAF Webサイトより)

 車庫証明書は、クルマの保管場所を記載した書類(ここに、買うクルマのための自動車保管場所を確保してありますという証明)を自身所在地の管轄の警察署に提出して取得します。登録車は全車で、軽自動車も県庁所在地、人口10万人以上の市区町村、東京・大阪の中心から30キロ圏内の市区町村都市圏などの都市圏住みの人は必要です。詳しくは自身の住む自治体に確認しましょう。

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 「車庫証明書は地域やタイミングによって取得にかかる日数が違うので、なるべく早めの提出がおススメです!」(販売店)。

 車庫証明書は警察署で用紙をもらえます。用紙データをダウンロードできる警察署もあります。所在地や使用者(自分の名前)などとともに、保管場所の地図と配置図を記載します。購入決定前に書けるところはあらかじめ書いて準備しておくとよいでしょう。

 「車名/型式/車体番号/大きさ」の項目は、購入するクルマのものを記入します。商談がまとまったらその場で書いて、すぐ出しにいく→取得でき次第販売店へ持っていくという寸法です。


(参考)新車購入時に手続きに必要な書類(ホンダWebサイトより)

 車庫証明の取得を販売店にお任せする方法ももちろんあります。そのときは委任状の提出もありますが、今回のテーマ「最短納車」を目指すならば車庫証明は自身で手続きする方が早いです。書くのも取るのもちょっと面倒なのは確かですが、自分でやるといったのに後回しにすると納車日もズルズルと遅くなっていくので注意しましょう。

 こうして、各種条件ともに書類を問題なくそろえ、販売店と売買契約して支払いを完了した日を1日目とすると、普通車は最短で「6日目の夜」。軽自動車ならば最短で「3日目の夜」、日曜日に契約して火曜日の夜に納車が可能となるそうです。

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普通車の最短納車スケジュールは最短で「6日目の夜」

 車庫証明書は取得までの日数を読みにくいぶん普通車は少し長めですが、それがない軽自動車とかバイクならば、“条件がそろえば”最短で2日後に納車! がかなうこともあるのかー!


軽自動車の最短納車スケジュールは最短で「2日後」

 「事前準備をしておくと、最短納車への道が近づきます!」。そわそわ待ち遠しい納車待ちの時間も楽しいけれど、やっぱり早く乗りたい! ですね。家族の誕生日に納車、といった記念日を狙うときも役立ちそうです。

(カナブンさん)

【訂正 2022年10月4日11時】初出時、軽自動車の車庫証明箇所に説明不足項目がありました。お詫びして訂正いたします。


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