愛犬の散歩中に出会った痩せた子猫……　懸命についてくる姿に保護を決意→里親決定で「幸せが続きますように」と応援の声

　愛犬との散歩中、人懐っこくてずっとついてくる子猫に出会い、悩みつつもその場で保護することに決めた保護主さんの優しさと勇気のある行動に感動の声が上がっています。YouTubeでは子猫の幸せを願う声が多く寄せられ、再生回数は111万回を突破。

　投稿主の「ハチこたch」さんが最初にその子猫と出会ったのは、愛犬の甲斐犬「ハチ」ちゃんとの夜の散歩中でした。連日の雨で全身びしょぬれで、道路脇の溝でうずくまっていた黒い子猫。しかしこのときは、気付いたハチちゃんに走り寄られてビックリしたのか、子猫は威嚇モードですぐに逃げていきました。

　翌朝、昨晩出会った子猫のことを思いながら散歩していると、学校のプールで発見。同じ子かどうか確証はありませんが、同様に痩せている黒猫で、やっぱりハチちゃんも興味津々。子猫の方は、金網越しにすり寄るしぐさをしたり、伸ばした手に自らスリスリしたりと驚くほど人懐っこい性格のようです。

　その後は、すぐ近くにある郵便局の男性の助けもあり、子猫をプールから出すことに成功。すると対面してすぐにハチちゃんに物怖じせずに近寄り、歩くと鳴きながらあとをついてくる子猫。それは助けを求めるようでした。

　実は、投稿主さんには1つの後悔がありました。以前に同じような場面で弱っている黒い子猫を発見した際、悩んだ末に心の中で謝りながらその場を去ったことがずっと心に刺さったままで、後に別の猫を保護したときにも頭をよぎっていたといいます。

　あのときの子猫のような姿と、必死についてくる姿に「放っておけませんでした」と保護を決意。自宅には、白血病キャリアで下半身に障がいがある先住猫がいるため家の子にすることは厳しいものの、部屋等を隔離して一時保護という形で迎えることにしました。

　保護された子猫は、体を洗っているときも大人しく、とにかく人馴れしていて甘えん坊さん。投稿主さんに何度も体や顔をスリスリと寄せて、そばで良い子にお座りしてナデナデを待つような姿がとってもかわいらしいです。

　コメントでは「必死についてくる姿に涙が出ました」の声や「親切な方に見つけてもらえてよかった」とほっこりする声が寄せられ、投稿主さんに「誰もが出来ることではありません」と称賛や、見て見ぬふりしたことへの後悔について共感する声もみられました。

　ちなみに動物病院で診てもらったところ、生後5～6カ月で人と関わっていた様子でしたが、マイクロチップは入っておらず、保健所や警察署にも迷子届けは出ていませんでした。今は猫風邪治療中で、ノミダニやおなかの虫は駆除済み。またすでに子猫の里親は決定。家や身元の確認、話し合いも済み、良縁に恵まれたとのことです。　ハチこたchさんのYouTubeチャンネルでは、約1年前に道端で発見・保護したときから下半身がマヒしていた愛猫の「光太」くんと、先住犬・ハチちゃんとの日常を公開中。当時「もって数日」と余命宣告を受けた光太くんは、先日“うちの子1周年”を迎え、その奇跡の記録も公開されています。

　Instagram（@hachi_minami）ではハチちゃんと光太くんの仲良しな家族写真が見られ、開設されたばかりのTwitter（@hachi_kota03678）では今回の子猫の動く姿を見ることができます。

画像提供：YouTubeチャンネル「ハチこたch」さん

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