ティラノサウルスが街を練り歩く 東京・蒲田のシュールな祭が話題に 運営「ゴジラを呼べたらよかったのですが……」(1/2 ページ)
「蒲田といえばティラノ」になるかも。
ティラノサウルスが町内を練り歩く!? 東京都・蒲田で行われた祭の様子がシュールすぎてTwitterで人気です。これは意味が分からなくて最高……!
写真を投稿したのは、Twitterユーザーの藤★野(@toyadaisho)さん。
話題になっているのは、10月22日に蒲田で行われた「第三回 蒲田元気まつり」の様子なのですが……そこに写っているのは、蒲田の町を練り歩く3頭のティラノサウルスの姿!
黄色いたすきを肩からかけ、仲良く横断歩道を渡ったり、道を並んで歩いたりしているティラノサウルスたち。顔はいかつくて怖いのですが、よくよく足元を見ると“中の人”のスニーカーがちら見えしているあたりにも親しみが持てますね。これが街に現れたら、確かに面白すぎる。
投稿には、「これは元気になる」「蒲田に住みたい」「楽しそう」「大田区は一味違うな」「会いたかったぁあああん」と称賛のコメントがよせられています。
なぜ蒲田のお祭りにティラノサウルスなのでしょうか。編集部は、「蒲田元気まつり」の実行委員長に話を聞きました。
子どもたちを笑顔にできないか
――「蒲田元気祭り」開催のきっかけについて教えてください。
委員長:3年前に新型コロナが流行し始めたとき、地元のお祭りが全部中止になってしまいました。同じ時期に卒業式や修学旅行などの学校行事が中止、短縮になった学校があり、子どもたちが自宅で過ごす時間が増えてしまっていると感じていました。
そこで、「子どもたちを笑顔にできないか」ということで、蒲田で一緒にお店をやってる後輩と祭りのアイデアを話したことがきっかけです。
――なぜティラノサウルスだったのでしょうか?
委員長:蒲田は、映画「シン・ゴジラ」でゴジラが上陸して壊されてしまった街です(笑)。「シン・ゴジラ」つながりで祭りにもゴジラを呼べたらよかったのですが、予算の関係もあって……ティラノサウルスになったという感じです。
蒲田は「住みたくない街ランキング」で上位を取ってしまうこともある、ネガティブなイメージが強い街ですが、逆にそのイメージを逆手にとってPRしたらよいのでは、という思いでやっています。
――今回、ティラノサウルスを呼んでみて地元やネットでの反響はどうでしたか?
委員長:拡散力のすごさを感じましたね。ただ、たくさんの反響をもらえてうれしかった半面、「子どもたちに向けたお祭りだ」という部分がうまく拡散されず、子どもたちに渡すためのグッズや商品が一部、欠品になってしまいました。もちろん大人がたくさん来てくれたのはうれしいことなのですが、スタンプラリーの用紙もすぐになくなってしまって。
利益を追求しているイベントでもなく、子どもたちのために長く続けていきたいので、今後も大人がたくさん来られるようなら、大人向けの施策もなにか考えるべきか、それともルールを厳しくしていくか……ちょっと悩んでいます。予定は未定ではありますが、次回もティラノサウルスを呼ぶことは考えていますよ!
画像提供:藤★野(@toyadaisho)さん
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