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えっ、マルーンちゃうやん! 「白い」阪急電車もあった!? 100年以上続く阪急電車の「マルーンカラー」、本気すぎるこだわりとその裏側(3/5 ページ)

大好き「マルーンの疾風(かぜ)」! 阪急ヘビーユーザーの筆者が、阪急電車の“隠れ”魅力を愛でていきます。

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貴重な保存車両と「ミニチュア」も愛でる

 正雀車庫には歴史を感じる車両もいくつか保存されています。イベントなどでたまに出会えるレア車両たちですね。例えば、新京阪鉄道(阪急京都線の前身)で活躍した「10形」もやっぱりマルーンカラー。現存する車両で唯一という木製ボディーの車両です。


新京阪鉄道時代の10形車両。ボディーは木製

もう1つ、車内にも入れた「100形」の運転台。レトロな感じがしびれます

保存車両ももちろんメンテナンスと清掃を定期的に行い、「きれい」を保っている

 イベントでお子さんを乗せて走るミニトレインも作業場の片隅に置いてありました。実物の10分の1サイズです。こちらは作業の合間にコツコツと手作りしているのだそうです。おぉ、人気の観光特急「京とれいん 雅洛(がらく)」(関連記事)のミニチュアもありました。


「京とれいん 雅洛」のミニチュア

ミニチュアといっても、このサイズ。大迫力

 このミニチュアは実物の設計図、実部品を採寸して製作したものだそうです。「単にサイズを小さくすればいい」わけでもないようです。とてもリアル! もちろんパンタグラフも動作します。プロの本気を見ましたね……!

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筆者が一番好きな電車パーツ、パンタグラフ

 これらは毎年春と秋に開催するファン向け公開イベント「阪急レールウェイフェスティバル」で活躍します。要事前申し込みで抽選となる人気イベント、2022年度は感染症が流行した2019年度秋、以来3年ぶりの開催となりました。2022年12月26日までオンラインでも行われています。普段は見られない鉄道基地の様子や知られざる整備・点検の様子などのわくわく動画もありますよ。阪急電車ファンの人はぜひ。

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