超大型犬コンビの暮らしに、子犬が仲間入りしたら……　自分の子どもに戸惑いつつ、少しずつ近づく距離がほほ笑ましい　3匹の飼い主に話を聞いた（1/3 ページ）

　わが子との距離が縮まるお父さんワンコの様子が、YouTubeチャンネル「今日のルンルン / Today's RunRun」に投稿されました。動画は記事執筆時点で再生数40万回を突破、「やっぱり親子だなぁ」「少しずつ慣れてきてよかった」などたくさんのコメントが寄せられています。

　グレートピレニーズの「ルンルン」ちゃんと「アラン」くんと暮らす飼い主さん一家に、新しく子犬が仲間入りしました。生後2カ月の「ベル」ちゃんは、2022年8月に誕生したアランくんの子どもたちのうちの1匹。この子がルンルンちゃんやアランくんのように大きくなるの？　と思ってしまうようなまだ小さな女の子です。

　ベルちゃんをお迎えして2日目。あまり人見知りも犬見知りもしない子のようで、パピーらしくおうちの中を無邪気に動き回っています。このおうちの1番の先輩犬であるルンルンちゃんは新たに仲間入りした小さな住民がちょっと怖い（？）のか、いつもの定位置ではなく、キッチンのそばでお母さんに寄り添って恐る恐る様子を見ています。そんなルンルンに「ルンルンのおうちなんだから、定位置で寝てなさい」といつもの場所に行くよう勧めるお父さん。父親であるアランくんも、わが子とはいえ突然あらわれた小さな存在に、ソファの定位置から様子見。

　そんな中、ゴハンを食べる息子さんのそばにきてダイニングテーブルに前足をかけ、2足立ちで興味津々に見ているベルちゃん。息子さんに「アランもルンルンもそんなことしないよ」と注意されるとお座りで待機する姿に賢さの片りんが見え隠れします。

　その後、アランくんが子犬のころはなかなか登れなかったソファにえいえいっと登って息子さんにじゃれつき、家の中を探検するように動き回るベルちゃん。そんな自由奔放なベルちゃんから逃げてくるルンルンちゃんには、「ルンルンがボスだから、1番偉いんだよ」と逃げなくて良いということを息子さんが優しく伝えます。年上で1番先輩であるルンルンちゃんを尊重する飼い主さん一家の気持ちに心があたたかくなりますね。まだお迎え2日目、3匹の距離が縮まるのには時間がかかりそうです。

　そして数日後……ベルちゃんもお庭のドッグランデビューです。楽しそうにぴょんぴょん駆け回り、アランくんに近づいていきます。なんとなく、スッと離れていくアランくんはまだまだ“慣れた”とはいえないもよう。ルンルンちゃんも自分のお気に入りの場所でわれ関せずと寝そべっています。

　無邪気なベルちゃんに押され気味のルンルンちゃんとアランくんですが、アランくんは父親らしく（？）道を譲ってあげたり、近づいても逃げたりしなくなるなど、少しずつすこーしずつ、心の距離が近づいてきているようです。

　後日投稿された動画では、アランくんが縄張りであるソファにベルちゃんの侵入を許したり、ルンルンちゃんとはゼロ距離まで近づいたり、徐々におうちの一員として認められていく様子を見ることができますよ。

「今日のルンルン / Today's RunRun」飼い主インタビュー

　グレートピレニーズの「ルンルンちゃん」ちゃん、「アラン」くん、そして2022年10月に新たに家族に加わった「ベル」ちゃん。3匹と飼い主さん一家の日常の様子を伝えるYouTubeチャンネル「今日のルンルン / Today's RunRun」は、2014年6月に開設され、2022年10月時点でチャンネル登録者数が23万3000人を記録する人気チャンネル。

　ねとらぼでもルンルンとアランの絆の強さやお父さんの帰宅を喜ぶ姿、格下（息子さん）相手のお散歩の様子などを紹介してきました。

　今回は3匹の性格や日々の暮らしなどについて、飼い主（息子）さんに詳しく聞いてみました。

3匹は日に日に仲良くなっているようにみえます

――ルンルンちゃん、アランくん、ベルちゃんの紹介をお願いします！

　「ルンルン」（11歳、メス）：人間が大好きで甘え上手。穴掘りが大好きで庭に穴ばかり掘っている。さつまいもが好き。

　「アラン」（7歳、オス）：おとなしくてとても優しい。いざというときはルンルンを守る頼もしい子。イタズラ好きで家の中の物をよく持ち出す。白い軽トラックをライバル視していて、白い軽トラックが通ると夢中で追いかける。

　「ベル」（0歳、メス）：アランの娘で新しく家族になったばかりのベビー。アランに似て物怖じせず堂々とした明るい性格。とても元気でいろんな物に興味津々。

――ルンルンちゃん、アランくん、ベルちゃんをお迎えしたときのことを教えてください

　ルンルンを迎える前、当時飼っていた秋田犬と思われる長毛種のミックス犬のエスが他界し、かわいがっていた父がとても落ち込んでしまいました。エスにグレートピレニーズの面影があったためブリーダーを探し、埼玉県東松山市の「ケンネルスペースタムラ」さんを訪問。当初ベビーが欲しかったのですがタイミングがあわなかったため、成犬でタムラさんのところにいたルンルンを譲っていただきました。

　アランはルンルンを譲っていただき、7カ月ほどのころにケンネルスペースタムラさんから子犬が生まれたと連絡があり見学に行ったところ、父と母がアランに一目ぼれしてその場で連れ帰り家族になりました。

　ベルは、「いつかアランの子を迎えられたら良いね」と以前から家族で希望していたため、2年ほど前にケンネルスペースタムラさんにアランの子が欲しい、と相談をしました。そして2022年8月10日にアランの子が誕生し、うち1頭をベルと名付け引き取りました。

――ルンルンちゃん、アランくん、ベルちゃん、3匹の関係性はどのような関係性ですか

　先住犬であるルンルンがボスで、アランはルンルンに従っています。ベルはまだ来て10日ほど（インタビューは10月中旬）なので、ルンルンとアランはまだベルを警戒しているようです。ベルは物怖じせずグイグイとルンルンとアランに絡んでいます。ルンルンとアランが打ち解けるのも1カ月ほどかかったため、まだ少し時間がかかりそうですが、日に日に仲良くなっているようにみえます。