「死体役がもらえるまでやる」 死んだふり動画を300日以上アップし続けた人、ついに「CSI:ベガス」に出演(1/2 ページ)
死体役ならではの訓練もしたそうです。
およそ1年にわたり320本以上の「死んだふり動画」を投稿し、死体役の出演オファーを待っていたTikTok動画クリエイターが、クライムサスペンスドラマ「CSI:ベガス」に出演を果たしました。
TikTokで動画を投稿するジョシュ・ナリー(@living_dead_josh)さんは、2021年10月ごろから死んだふり動画を投稿していました。その目的は死体役で映画かテレビドラマの出演オファーを獲得するため。1年以上にわたり動画を投稿し、321本目でドラマから出演オファーをもらいました。
動画の内容は森の中で横たわってみたり、道ばたに倒れていたりといったシンプルな死んだふりだけでなく、両手が縛られて宙づりになっているなど、猟奇的な事件を思わせるようなものもあります。ドラマ出演への熱意を感じる入れ込み具合です。
321本目の動画にはクライムサスペンスドラマ「CSI:ベガス」公式アカウントから、「You free this week…?(今週時間ありますか?)」とコメントがついてます。ジョシュさんは「はい、あります」と返答。その後、ドラマ出演が決定したことが発表されました。発表動画でもやはり死んだふりをしています。徹底ぶりがすごい……!
ジョシュさんは海外メディアからのインタビューで、この取り組みについて語っています。始めた理由については「だらしないところでもあるけど」と言葉を添えつつ、「オーディションを受けたり、ケンタッキー州から引っ越さずに、テレビ番組や映画に出演できる、一番簡単な方法だと思った」としています。
自身のだらしなさを指摘するジョシュさんですが、演技へのこだわりは強く、胸の動きや、微細な動きが出ないように、呼吸や身体のコントロールを身に付けていったといいます。「CSI:ベガス」のTwitterアカウントでは、収録時の様子も公開されています。
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