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突然命を落とした親友 雪の降る中で友を悼む漫画が深く胸に刺さる(1/2 ページ)
大切な人に思いをはせたくなるお話です。
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2022年にねとらぼに掲載した記事から、特に読者の反響が大きかったものをご紹介します。記事内の情報は一部更新しました(初出:2022年1月20日)
突然親友を亡くした女性が、その死を悼む様を描いた漫画「雪のまち」が、心に刺さる物語で反響を呼んでいます。作者は漫画家の大白小蟹(@ROIHOS)さん。
突然の脳梗塞で親友の「スーちゃん」を亡くしたはるか。彼女にとってスーちゃんは「お守りみたいな人」で、彼女が世界のどこかで生きていると思えば頑張れる、そんな存在でした。
葬儀後、大学時代にスーちゃんと行ったファミレスを訪れたはるかは、彼女の知り合いという店員の森田に声をかけられ、彼女が亡くなったことを伝えます。話がしたいという彼と、雪の降る中を歩くはるか。向かった先はスーちゃんの住んでいたアパートでした。
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スーちゃんのゼミの後輩だった森田は、彼女のことを好きだったと話します。人より敏感で優しく、人が苦しいと自分もつらくなる。そんな彼女を大切な姉弟(きょうだい)のように思っていた。はるかは吸えないたばこに火を付け、煙をくゆらせながら彼の話に耳を傾け――。
雪の降りしきるしんとした白い世界。空へと立ち上るたばこの煙はまるで弔いの儀式のようで。スーちゃんを大切に思っていたはるかと森田の思いが、静かに染み入ってきます。世のはかなさに思いを巡らせ、大切な人に思いをはせたくなる、そんな物語です。なお、この作品は現在発売中の『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』に収録されています。
作品提供:大白小蟹(@ROIHOS)さん
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