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米気鋭の女子格闘家が18歳で急逝、早すぎる別れに格闘家の姉がSNSで心痛 「彼女が恋しい」「いつ何が起こるかわからない」(1/2 ページ)

格闘家のビクトリア・リーが2022年12月26日に亡くなりました。

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 米ハワイ在住の総合格闘家アンジェラ・リーが1月8日にInstagramを更新。同じく格闘家で妹のビクトリアが2022年末に18歳の若さで亡くなっていたことを明かし、追悼のメッセージをつづっています。


18歳の若さで亡くなったビクトリア・リー(画像はアンジェラ・リー 公式Instagramから)

 アンジェラは「2022年12月26日、私たち家族は耐え難い出来事を経験した。それを言葉で表すのはとても難しく……。愛するビクトリアがこの世を去ってしまった」と報告し、生前のビクトリアの写真を公開。現在まで死因についての言及はありません。

 続けて、「彼女はあまりにも早く去ってしまった。それからというもの、私たち家族の心は荒んでしまっている」「世界中の何よりも、彼女のことが恋しい。これまでの家族のかたち、これまでの暮らしはもう二度と戻ってこない」と苦しい胸の内を明かしました。

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生前の姉妹ショット(画像はアンジェラ・リー 公式Instagramから)

 アンジェラは「ビクトリアこそが最も美しい魂の持ち主で、世界で一番の妹であり、愛娘、孫娘だった。エヴァやアリア(アンジェラの子どもたち)にとっても最高の叔母さんだった」ともコメント。「何かにつけて、あなたのことを考えてしまう。日が昇って沈むまで。単純な物事にこそ、美しさは宿ると、あなたは教えてくれた」と生前を振り返りながら、「ずっと愛しているよビクトリア」と別れのメッセージを記しています。

 結びには、プライバシーの配慮を求めるとともに「愛する人たちを、常に気にかけておいて。抱きしめて、あなたにとってどれだけ大切な存在か伝えてあげよう。いつ何が起こるかわからないから」と呼びかけました。


試合にのぞむビクトリアの姿(画像はビクトリア・リー公式Instagramから)

 ビクトリアは2020年から、シンガポールを拠点とする格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」で3戦連勝と活躍。北米グラップリング協会(NAGA)では15回もエキスパートチャンピオンに輝いたほか、2019年にはIMMAジュニア選手権、ハワイ州レスリング選手権で優勝を飾っています。

 姉のアンジェラは「ONEチャンピオンシップ」女子アトム級初代世界王座を2016年に19歳で獲得し、王座決定戦では日本人格闘家で「V.V Mei」こと山口芽生選手に3-0の判定で勝利。アンジェラの弟、ビクトリアの兄にあたるクリスチャンも2015年にプロの格闘家としてデビューしており、2019年「ONEチャンピオンシップ」の世界ライト級タイトルマッチで、青木真也選手をTKOで破り王者に輝きました。

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