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英俳優ティム・ロスの息子、希少がんのため25歳で死去 最後のInstagram投稿でメッセージ「人生は短い。やりたいことをやれ」(1/2 ページ)

ステージ3の「胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)」を患っていました。

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 映画「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」などの出演で知られる英俳優ティム・ロスの息子で、ミュージシャンのコーマック・ロスが、希少ながん「胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)」のため25歳で亡くなったことが現地メディアで伝えられました。

「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」のティム・ロス
最愛の息子を25歳の若さで亡くしたティム・ロス(画像はティム・ロス 公式Instagramから)

 米ニュースサイト「TODAY」は、ティムと妻のニッキー、コーマックの兄弟によるコメントを掲載。「10月16日、日曜日。コーマックはがん闘病の末に亡くなった」「最期は愛する家族の腕の中で安らかに息を引き取った」「彼は最後まで懸命にがんと闘い、亡くなる間際までユーモアを忘れなかった」とつづられています。

 結びには、「彼はエネルギッシュで、野心に満ちていた。同時に善い心も持ち、周囲の人に幸せを届けた」とコーマックの人柄を伝えながら、「美しい我が子と過ごした25年10カ月を振り返ると、悲しみと涙、笑いが波打つようにやってくる」「愛する彼と、私たちはいつまでもともにいる」と現在の心境を明かしていました。

ステージ3の胚細胞腫瘍で亡くなったティム・ロスの息子
7月にがんを公表したコーマック(画像はコーマック・ロス Instagramから)

 コーマックは7月に更新したInstagramで、2021年11月にステージ3の胚細胞腫瘍の診断を受けていたことを報告。「がんとわかってから、できることは何でもやってきた。強力な抗がん剤とか。移植、輸血もしたし、ほかの薬、化学療法も試した」「体重は60ポンド(約27キロ)落ちて、聴覚も半分失った。どうにか治す道を見つけなければ、ずっとこのつらさが続くんだと思う」と過酷な闘病生活の様子をつづりながらも、「でも生や音楽に対する僕の意志までは奪えない」「まだやられるわけにはいかない」と力強いことばを記していました。

 また、8月にはビデオメッセージを残したコーマック。多くの応援に感謝しながら「人生は短い。そして運命や先のことを必ずしも選択できるわけじゃない。でも負けるな」「本当にやりたいと思うことが今あるなら、すぐにやるべきだ」と呼び掛けていました。結果的にはこれが生前最後のInstagram投稿となり、コメント欄には多くの追悼メッセージが寄せられています。

ステージ3の胚細胞腫瘍で亡くなったティム・ロスの息子
ティムのInstagramにたびたび登場していたコーマック(画像はティム・ロス 公式Instagramから)
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