要介護になったシニア大型犬との“大変だけど幸せだった”最期の日々 飼い主夫妻が伝えたい思いと実録に胸がしめつけられる
愛犬も人も歳をとります……。
大型犬の介護の実情を紹介した動画がTikTokに投稿されました。動画は記事執筆時点で49万回再生を超え、1万9000件以上のいいねが寄せられています。
投稿したのは、現在4匹のスタンダードプードルたちと暮らしているもりたま(@moritama09)さんです。そのプードルたちと一緒に暮らし、2021年12月に虹の橋を渡ったラブラドール・レトリバーのニコラちゃんを介護した日々を「これから大型犬を飼おうと思っている皆さんへ」と題して公開しました。
2021年9月、ニコラちゃんは推定15歳のハイシニアと呼ばれる時期でした。ハーネスで身体を支えてあげないと歩けず、車にも自力では飛び乗れないので、パパさんが抱っこして乗せてあげます。身体が思うように動かなくなると吠えることも多くなったニコラちゃん……。
食事は食器を持っての介助が必要で、よだれで汚れがちな口周りのケアも欠かせません。部屋を這いずり回って動けなくなっていることもあり、目が離せない毎日です。
お散歩もカートに乗せて出かけることになりますが、地面に下ろしてみたら歩いてくれることもあり、そんな“今まで当たり前だったこと”に幸せを感じるようになったのだとか。
少しでも具合が悪くなると、仕事中でも飛んで帰って病院へ。まったく歩けなくなってからは、排泄の介助や汚れた敷物の交換などは二人がかり。飼い主さんの生活のほとんどがニコラちゃんの介護に費やされます。
「若くて元気いっぱいだったころは歩けない姿なんて想像もできなかったけど、歩けなくなる日は必ずやってきます」という投稿者さん。迎えた介護の日々は若くて元気なころの何十倍も愛おしく感じ、愛犬とだけ向き合う濃密な日々を過ごすことになったのだそうです。
かわいい子犬は15年後には歩けなくなっているかもしれません。同時に飼い主も15歳の年を取ります。これからワンちゃんを迎えようと思っている人は、金銭的なことだけでなく体力や健康、愛犬のために使える時間……“そのときの自分がどうなっているか?”を想像してお迎えを考えてほしいというのが投稿者さんの願いなのです。
動画には「介護は、大変だけど幸せでした。気持ちわかります」「介護できる年齢まで一緒にいられるのって本当に幸せですね」「小学生の頃に1年半くらいラブの介護してました。床ずれ出来ないように母と交代で夜中も起きて向き変えたり、遊び行ってても途中で一回帰って掃除したり」「ハスキーとシェパードを介護。半身不随から寝たきり、老衰で見送りましたが、今でもああしてあげればと、いろいろ考えてしまいます」など、犬の介護を経験した人から共感の声が寄せられています。
もりたま(@moritama09)さんのTikTokアカウントやInstagramアカウント(@nicorui99)では、在りし日のニコラちゃんが飼い主さんの愛情を受け、最後の日まで幸せに暮らした様子を見ることができます。
画像提供:もりたま(@moritama09)さんのTikTokアカウント
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