漫画家が仕事で使うiPad Proが故障→その原因は…… 意外と“あるある”な使い方への注意喚起に「怖すぎる」「教えてくれてありがたい」(1/2 ページ)
対策が大事。
仕事で使っているiPad Proの電源が突然入らなくなり……。その意外な理由を描いた漫画がTwitterに投稿され、「怖すぎる」「教えてくれてありがたい」など大きな反響を呼んでいます。投稿には、記事作成時点で3.9万件の“いいね”が集まっています。
作者は、漫画家のたみちんさん(@tamitin0914)です。漫画は自身の体験をもとにしており、「今後ほんと気をつけなきゃと思いました。iPad使いの絵描きさんに共有したいです」というコメントと共に公開されています。
ある朝、たみちんさんは、前日の夜に充電して就寝したiPad Proを起動させようとしたところ、なぜか電源が落ちていることに気づきました。電源ボタンを長押ししても画面は真っ暗なまま。たみちんさんはキツネにつままれたような気持ちになり、Apple公式サイトのヘルプを読んで何とかしようと試みます。しかし、データが初期化されてしまう可能性を考えると怖くて触ることができません。
全く起動する気配のないiPad Proを見て、たみちんさんは「アイパッドお亡くなりになった……?」と強い不安にかられます。今からAppleへ修理に出したとして、戻ってくるのはいつなのか? しかも、いま描いている原稿は一部しかバックアップをとっていないため、3日分の作業がムダになるかもしれない……。そんなことを考えて「詰んだ」と思いつめるたみちんさん。それでも何とか気持ちを持ち直し、Appleの修理店にiPad Proを持って行くことにしました。
たみちんさんは店頭で、iPad Proの電源が入らないことや、Apple Careという有料のサポートサービスに未加入であることを店員さんに伝え、本体を手渡しました。もはやすべてを諦めた表情で店員さんを待っていたところ、しばらくして戻ってきた店員さんが、「電源入りました! 修理に出さなくて大丈夫そうです」と言ってくれたのです。
無事にiPad Proが起動している様子を見て、安堵(あんど)のあまり涙を浮かべるたみちんさん。本当によかった……! そしてこの後、iPad Proが起動しなかった原因が明らかになります。
店員さんによると、たみちんさんが使っている新型iPad Proは本体が薄いため、強い筆圧をかけて漫画を描いていたことで中央がそり返り、接触の悪さ・不具合につながったのではないかとのこと。
たみちんさんは、iPad Proに蓋の部分がスタンドになるタイプのカバーをつけており、それを使いiPad Proを立てて作画をしていました。筆圧が強めのたみちんさん。しかし、使用していたカバーではそれを支えることができず、iPad Proの中央に圧力がかかり、反ってしまったのではないかというのです。ありがちな使い方によってiPad Proがゆがんでしまうとは、驚きです……!
今回のことを得たたみちんさんは、「今回は運よく復帰したけどまた起こる可能性大」としたうえで、iPad Proに偏った圧力をかけないこと、こまめにバックアップを取ることを呼びかけています。
たみちんさんのように、iPadなどのタブレットを作画に使っている人は少なくありません。漫画を読んだ人からは、「怖すぎる」「曲がっちゃうんですね」「全く同じ使い方をしてた……! 気をつけよう」「危なかった! 教えてくれてありがたい……!」など、驚きの声が集まりました。
また、「最初この方と同じ事してたけど、耐久性ないと思ったので、IKEAのプラスチックのタブレットスタンド使ってる。角度がちょうど良いし硬くて丈夫」など、対策を紹介するコメントも寄せられています。
たみちんさんはこの他にも、Twitterアカウント(@tamitin0914)で大人の恋愛漫画やエッセイ漫画などの作品を公開中です。
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