1匹でも多くの保護猫たちを救いたい……別府「新玉旅館」が新たなプロジェクトを開始 保護猫施設増設のため支援募る
避妊・去勢手術を待つ猫が増えています。
猫が暮らす温泉旅館として有名な「新玉(あらたま)旅館」(大分県別府市)が、保護猫施設「朋猫ハウス」増設のための支援をクラウドファンディングサイト「READYFOR」で募っています。
新玉旅館の3代目女将・後藤藤恵さんは旅館業の傍ら、約20年間に渡って保護猫活動に取り組んでいます。さまざまなメディアに活動が取り上げられて認知度があがる一方、保護猫や地域猫の相談件数も増加し、旅館では受け入れることができない状態になっていました。
そこで2022年に、旅館とは別の保護猫施設を作るためにクラウドファンディング「地域猫・保護猫を救う猫ハウスを作りたい|新玉旅館の新たな挑戦」を実施し、「朋猫ハウス」が誕生しました。
ハウスでは2022年8月から現在までに74頭を捕獲し、そのうち50頭に避妊・去勢手術を行い、47頭は新しい家族が見つかりました。
しかし現在のハウスは手術の順番を待つ猫の一時待機場所になってしまい、本来の目的であった避妊・去勢手術ができる施設としての機能をしていないといいます(部屋数が足りておらず、手術を実施するための衛生環境が確保できないため)。
そこで、当初から想定している形で朋猫ハウスでの活動を行い、地域の猫を守り殺処分ゼロを目指すため、新たなプロジェクトを立ち上げることを決意したそうです。
プロジェクトの第一目標は子猫と一時預かりが必要な猫のための施設を作ること(550万円)、第二目標は病気・ケガや避妊去勢前後の猫のケアのための施設を作ること(450万円)です。
これらの全ての建設が実現すると朋猫ハウスでの避妊・去勢手術の対応ができるようになり、最大で1日50頭、年間150匹(年3回実施予定)の手術が実施できる話が進んでいるとのことです。
支援の種類は、お礼のメールが届く「お気持ちコース」(3000円)、「応援コース」(1万円)、「オリジナルタオルプレゼントコース」(1万円)など。期間は3月31日午後11時まで。目標金額を達成した場合のみ集まった支援金を受け取ることができる、All-or-Nothing方式のプロジェクトです。
画像提供:新玉旅館(@aratama_ryokan)さん
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