ニュース

「銀河英雄伝説」中国でドラマ化決定→原作者の事務所社長「私も初耳」「連絡くださいよ~」 ファンに静観呼びかけ(1/2 ページ)

ええ……。

advertisement

 中国の大手動画配信プラットフォーム「iQIYI(アイチーイー)」が新作発表会で5月10日、「銀河英雄伝説」のドラマ版の製作を発表。ところが、日本の原作権利元の関係者が発表について「私も初耳なんですよ」と明かし、物議をかもしています。

ドラマ版「銀河英雄伝説」(画像は制作会社である霊河文化の公式Weiboより

 『銀河英雄伝説』は田中芳樹さんによるSF小説シリーズ。原作本編は1982年~1989年に刊行され、その後も長期に渡りアニメ化や漫画化といったメディアミックス展開がされるなど、根強い人気を誇ります。

 今回発表されたドラマ版は、iQIYIと、中国で大ヒットしたドラマ「三体」の制作会社・霊河文化(※霊は簡体字)が共同製作。脚本として、ドラマ版「三体」にも参加した田良良さんが名を連ねるなど、ファンとして期待が膨らみそうな布陣でした。

advertisement

 しかし、現地の報道が日本でも拡散されはじめたところで、同作の著作権管理を行う「らいとすたっふ」の代表・安達裕章さんが「初耳である」とTwitter上で投稿。続けて、過去に実写化契約をした事実はあるものの、その会社はすでになくなっていること、そしてその際に実写化の権利を引き継いだ会社からも特に連絡は来ていなかったことを明かしました。

2017年に発表されていた実写版。この際は3部作になることが予定されていた(画像は「銀河英雄伝説」公式ポータルサイトより

 これを受けてファンも動揺。Twitter上では、「まじか」「何とも言えない状況ですね」「穏やかに解決することを願います」「うわあ」といった反応が相次ぎました。

 原作の『銀河英雄伝説』は1990年代には中国語翻訳版が出版され、中国でも大きな人気を誇るシリーズ。それこそ『三体』の原作者、劉慈欣さんも影響を受けた作品であると公言しています。

 安達さんは今回のドラマ化について、「『引き継いだ会社』の方~。『引き継いだ』というのも、こっちからいろいろ調べて判明したワケですし、いちどくらい電話でもメールでもいいから連絡くださいよ~。もうこういうことで揉めるのイヤなんですよ」と呼びかけ。また、ファンに対しては「ひとまず冷静に様子を見て頂くようお願いします」とつづっています。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  2. 自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
  5. 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  6. 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
  7. 母犬に捨てられ山から転げ落ちてきた野良子犬、驚異の成長をみせ話題に 保護から6年後の“現在”は……飼い主に話を聞いた
  8. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  9. 「すごっwww」 愛知県まで乗り換えなしで行ける都道府県を調べてみたら……驚きの結果が1000万表示 「日本の中心は愛知ってコト!?」
  10. 58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】