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保育園で“親子2人分のそうざい”販売 ハウス食品グループの自販機に「天才的」と称賛 ワンオペ経験から生まれたアイデア(1/2 ページ)

ハウス食品グループに反響や今後について聞きました。

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 親子2人分のそうざいを保育園で販売する自動販売機「タスミィ」が「天才的」「強い味方」と好評を博しています。お迎えがてら夕飯が用意できて助かる……!

親子のおかずを400円で販売。ご飯さえ用意しておけば、レンチンですぐ食べられる!(画像提供:我孫子さん)

 タスミィはハウス食品グループが2022年10月に立ち上げた新会社「パッチワークキルト」が4月にスタートしたプロジェクト。保育園で働く管理栄養士が監修したパウチ入りのそうざいを、保育園に設置した自動販売機で販売する試みです。

事業推進者の石井英貴さん。妻の第2子妊娠中にワンオペ育児で苦労した経験から、プロジェクトを起案したという
開発にあたっては、石井さんに共感した研究者が担当業務を超えてチームを編成。試作品を作ってはモニターする1年の試行錯誤を経て事業を完成したそうです

 プロジェクトを起案したのは、妻の第2子妊娠時に120日間のワンオペ生活を経験した石井英貴さん。仕事、育児、家事の忙しさに、第1子の保育園のお迎え時、園長先生に「保育園の給食を売ってほしい!」とお願いしたものの、できないことを知って起案したそうです。

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 メニューは「ごろごろ野菜のキーマカレー」や「トマトの煮込みハンバーグ」など全10種類で、価格は各400円。1袋約240グラムに、大人1人前と子ども1人前の分量が入っており、パウチのまま電子レンジで1分強温めるだけで完成します。ご飯さえ用意しておけば、親子2人分の食事がすぐ食べられる……!


ごろごろ野菜のキーマカレー

トマトの煮込みハンバーグ(※画像は調理例です。自動販売機により、販売しているメニューは異なります)

 Twitterでは、利用者の我孫子(@abibibi_kooo)さんが「やせたい私と子で分けたらちょうどいいボリューム感」「何よりチンするだけで完結するのが神」と紹介したところ、「安いし、保育園設置とか天才すぎる」「こんなんあったら毎日買っちゃう」と話題に。今のところ設置予定があるのは、千葉県の野田市、印西市、流山市の保育園など10カ所のみですが、早くも全国展開を望む声が上がっています。

 ねとらぼ編集部はハウス食品グループを取材し、タスミィの反響や今後の展開について聞きました。

―― 4月の設置以来、売れ行きはいかがでしょうか

ハウス食品グループ 多いところでは目標の2倍以上と、想定を大きく上回る売れ行きとなっております。

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―― 利用者からはどのような反響がありますか

ハウス食品グループ ちょうど先週、導入先保育園の保護者様と直接お話できる座談会に参加したところ、「子どもと過ごす時間が増えて、すっかりファンになりました!」「うちの子は偏食で困っていたが、この商品は食べてくれて母親としてもうれしいです!!」などなど、大変うれしいお声を多数いただいております。また、ほか複数の保育園様からも「保護者の方からリクエストがあり、うちの保育園にも導入してもらえないか?」とご連絡をいただいております。

―― 今後設置箇所やメニューを拡大する予定はありますか

ハウス食品グループ このたび、多数の導入ご希望のお声をいただいていることもあり、現在設置している10台をもとに拡大を検討して参りたいと考えております。

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