子どもが電車ごっこ感覚で握ってくれる「つり革そっくりの持ち手」が親子のお出かけに役立つと話題、メーカーに聞くその工夫(1/3 ページ)
メーカーの森製紐を取材しました。
バッグや服に着けられる、電車のつり革そっくりの持ち手「おでかけGo!Go!」が、子ども連れの外出に便利だと注目を集めています。荷物が多かったり、役所で書類を記入したりでどうしても両手が空かないとき、子どもに握ってもらえると助かる……!。
おでかけGo!Go!は大阪の老舗ひも製品メーカー、森製紐の商品。プラスチックの輪っかにバンドが付いたもので、バッグやベビーカー、ベルトなどに、つり革のような取っ手を設けられます。
リングは外径約10.5センチで、バンドは長さを約35センチから44センチまで調節可能。子どものリュックに着けて親が握ったり、車に着けて乗り降りするときの持ち手代わりにしたりといった用途も想定されています。
話題のきっかけは、漫画家のるしこ(@39baby_com)さん。息子さんが生後半年だったころの、外出に苦労した思い出をつづった漫画が広く拡散されたとき、これに感心した森製紐からおでかけGo!Go!を贈られたといいます。
るしこさんはさっそくリュックに着けて、現在は3歳となった息子さんと一緒にお出かけ。「つり革におつかまりいただけますか?」と声をかけたところ、電車好きの息子さんは「アイ!」と進んで輪っかにつかまり、電車ごっこのように楽しんでついてきてくれたそうです。
おでかけGo!Go!の有用さに感動したるしこさんは、その様子を漫画化してTwitterへ投稿。「電車好きな子には最高のアイテム」「自分だけのつり革って感じで、持つのが楽しそうですね!」などと、こちらも話題となりました。
ほかにも、「子どものほうからつかまってくれるなら、ハーネスと違ってまわりの目が気にならないのでは」「各電鉄会社仕様のモデルがあるといいですね」など、大きな反響を呼んだこのアイテム。編集部は森製紐に、開発の経緯など詳細を聞きました。
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