子どもと向き合えるフードコートの席が「天才」「素晴らしいアイデア」とTwitterで注目を集めています。編集部では話題になった「テラスモール松戸」に、導入した経緯などを伺いました。
1歳の娘さんを持つ葉月(@hadukichi816)さんが、千葉県の大型ショッピングモール「テラスモール松戸」に訪れた際に発見。カウンター席のテーブルに穴が開いており、小さい子どもがそこに座れるようになっています。
子どもと近くで向き合えるので、食事の際にはご飯をあげやすく、また子どもがイスから降りて走り回ったりするのもある程度は防止できそうです。
実際に便利で使いやすかったことから「もっと広まるといいなと思いました」と葉月さん。娘さん本人も周囲を見渡して楽しそうにしていたそうで、「子供それぞれの性格とかにもよるのかもだけど、今の娘には向いている席でした」と感想を述べています。
コメントでは親御さんたちから「距離感、機能性、脱出できなさそうな感じ、全てが素晴らしいです」「子供落ち着くし、なによりご飯あげやすい」と賛辞が寄せられ、「近くでも導入して欲しい!」「普及してほしい」の声が多く上がっています。
話題になった「テラスモール松戸」に聞いたところ、2019年10月の開業時より、「共働きが子育てしやすい街」として注目を集める子育ての街・松戸市ならではの設備として、赤ちゃん連れのママに向けたフードコート内の席を用意。上記のカウンタータイプの他に、親子で使いやすい小上がり席の座敷も用意しているとのこと。
「カウンタータイプの席は、赤ちゃんとママがお互いの目線を合わせ、顔を見ながら対面で食事できる仕様になっています。赤ちゃんにとって、お家以外での食事は緊張につながることもあり、ママの顔が見ると安心感につながると考えました。赤ちゃんが安心して食事ができれば、ママもゆっくりと食事を楽しんでいただけるのではないかと考えて設置しています」(テラスモール松戸)
現在カウンタータイプは6席あり、開放感のあるフードコート「ケヤキッチン」にはキッズスペースの「ロコロコ」が近接しています。
今回のTwitterでの反響については、これまで施設への直接の意見自体が少なかったため、かなり驚いている様子。ちなみに「テラスモール湘南」の方には現在は導入されていないとのことです。
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