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ウクライナ出身インフルエンサー、カンヌのレッドカーペットで“血まみれ”抗議 「出禁になったけれどその価値はあった」(1/2 ページ)

賛否含めて反響を呼んでいます。

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 仏カンヌで開催中の第76回カンヌ国際映画祭で一波乱。ウクライナ出身のインフルエンサーが自らレッドカーペット上で血まみれになるという抗議活動を行い、ロシアの軍事侵攻を批判しウクライナへの支援を訴えました。

 Instagramのプロフィールでは“ウクライナで一番のフィットネストレーナー”を名乗るイロナ・チェルノベイは5月21日、同国の国旗を模した黄色とブルーのドレスでカンヌのレッドカーペットに登場。優雅にウオーキングしていたかと思うと、会場へつながる階段の中腹で立ち止まり、ドレスの胸元から赤い液体の入ったパックを取り出します。

 不穏な雰囲気を感じ取り警備が動く中、イロナは頭上に掲げたパックを破裂させ自ら赤い液体まみれに。ドレスや自らの顔、胸元を真っ赤に染めたイロナが警備に連れ出される映像はSNSでたちまち拡散され大きな話題となりました。

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イロナ・チェルノベイの抗議(画像はイロナ・チェルノベイ公式Instagramから)

 “血まみれ”を連想させるパフォーマンスを結構したことについて、イロナは22日更新した自身のInstagramで「私は使命を果たした」「自分に与えられた機会を、ウクライナにいま起きていることを思い出してもらうために活用したかった」と理由を告白。自身のSNS投稿が制限される可能性に触れつつ「世界中に拡散され、多くのメディアが取り上げてくれたことをうれしく思います」「出禁になったけれどその価値はあった」とウクライナへの支援を呼びかけました。


汚れる前のドレス(画像はイロナ・チェルノベイ公式Instagramから)

 同時にイロナは「とてもとても怖かった」と抗議当時の心境を振り返っていて、彼女の言葉を裏付けるように映像では手が震えたのか、パックを落としてしまう場面も確認できます。イロナの行為に批判の声もある一方で支持コメントも投稿され、「警備は彼女をテロリストのように扱っている」との批判や、「いつか報われる時が来る」と勇気付けようとする励ましも寄せられました。

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