夜の水路を調査した結果── とんでもない大物の発見や根深い外来種問題に「記録的なデカさ」「生物が沢山いて驚きました」
温水が湧く水場に集まるのは?
温水が湧き出る水場で生き物の調査・捕獲をした様子がYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で7万3000再生を突破、1000件を超える“高評価”が寄せられています。
この動画を投稿したのは真釣(まつり)さん(@maturiotoko7188)。同行者さんの案内で夜の水路を調査しています。
同行者さんによると、この辺りは湧水で水温が高いため、外来種のティラピアが越冬、繁殖しているとのこと。その言葉通り、次々にティラピアが見つかります。またティラピアの他にも、コイ(飼育型)、テナガエビ、ムギツク、イトモロコなども発見しました。
生き物がたくさんいる理由はエサが豊富だから。外来種は捕獲して駆除のために持ち帰ります(飼育している生き物のエサになるものもあるそうです)。
そして二人はいよいよメインの場所へ移動。「白っぽいナマズがいるかも」と話しています。移動した先で見つけたのは在来種のオニヤラミ。アメリカザリガニ(2023年6月から条件付き特定外来生物)は手で捕まえます。
水路を進んでいくと巨大なウシガエル(特定外来種)を発見。二人で協力して捕獲にかかります。捕まえた個体は思った以上のサイズ。水かきの大きさも迫力があります。
持ち帰るのはバケツではなくネットがついた容器。ウシガエルは水生昆虫や他の生き物を端から食べてしまうので、捕まえられたのは大きいそうです。
探索を終えたあと、同行者さんが別の日にこの場所で捕獲した痩せ細ったナマズを受け取ります。エサが豊富な場所で暮らしているのに痩せているのは不思議とのこと。こちらは自宅で飼育していくそうです。
この動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」。コメント欄には「外来種、在来種とも多種多様な生物がたくさんいて驚きました」「ウシガエルが記録的なデカさですね」「外来種は移動させた人間に問題があり外来種自体は与えられた場所でエサを食べているだけなので『悪者』ではないと思いますが、放っておいたら在来種への影響は大きいと思います。なので『居てもらっては困る』という扱いになるかなぁと思っています」といった声が寄せられています。
真釣さんはYouTubeの他、Twitter(@maturiotoko7188)でも情報を発信中。YouTubeチャンネルでは、今回の調査の前編や、ハリセンボンにカニを与えたときの様子、サメの飼育などを見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」
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