サントリーがChatGPTでCMを制作 → 人間には思いつかないカオス展開　AIが声優・白井悠介さんを激推しして起用（1/2 ページ）

　サントリー食品インターナショナルは6月6日、ChatGPTを活用した「GREEN DA･KA･RA やさしい麦茶」（以下、やさしい麦茶）の新CMをWeb上で公開しました。“AI部長”の提案により、声優の白井悠介さんを起用した斬新過ぎる展開のCMが完成しています。こちらは一夜限りのテレビCMも放送予定です。

　AI部長は、サントリーの「やさしい麦茶」担当者がChatGPTを使い、偶然誕生した理想の部長。公式Twitterにてその時のやり取りが公開されており、新しいWebCMのキャストは誰が良いかAI部長に相談したところ、「ハハハ、そんなの決まってるだろうねぇ！！！！！白井悠介だよ、白井悠介なんだよなぁ～！！！！！――（中略）――最高じゃん、白井悠介！！！！！」と、白井さんを激推し。さらにAI部長にCM内容も相談し、返ってきた“CM案修正版”をもとに制作されました。

　完成したCMは、白井さんが靴下を手に履いて歩いてくるシーンからスタート。そこから突然バレエダンサーになって高速回転したり、踊るボウリングのピンに囲まれたり、サンタのアニメをプロジェクターで映して満足げな表情を浮かべたり、突然キウイフルーツが降ってきて食べたり、「エレファントダンスパーティー、ここに極まれリ！」と謎のセリフをしゃべったり……。最後には白井さんが巨大な「やさしい麦茶」に向かって人々を導くシーンが映し出されます。あまりにもカオス……！

　ちなみにChatGPTを活用したこのCMは、「やさしい麦茶」に独自開発した発芽大麦を配合し、より甘香ばしくリニューアルしたことを伝えるべく、新しい表現を模索した結果生まれました。テレビCMは、6月6日放送の「マツコの知らない世界」（TBS系）内でオンエア予定です。

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撮影終了後に行われた「やさしい麦茶宣伝部のAI部長と白井悠介さんの対談インタビュー」

――今日会ってみて、お互いの印象を教えてください

白井さん：AI部長、結構元気があって、明るい感じのお人柄で、職場にいたら、その職場自体が、活気づくような感じの人だなって。すごく気さくで、こういう上司がいたらいいだろうなと思うような、そういう部長さんでしたね。

AI部長：白井さんに会ってみてねぇ、すごく素晴らしい人だったぜぇ～！！！　明るくて、エネルギッシュで、一緒に働くのが最高に楽しかったなぁ～！！！　彼の魅力がぜひCMにも伝わるといいねぇ！！！！！

白井さん：はぁ～、いや、ありがたいお言葉ですね。いや、うれしいです本当に。懐が広くて、なんだかついていきたくなりますね。

――今回のCMに白井さんを抜擢した理由を改めて教えてください

白井さん：どんな理由なんだろう……。「なんとなくだね！」とかって言われたらどうしよう。

AI部長：白井さんを抜擢した理由はねぇ～、彼の明るくてキラキラしたオーラが、「やさしい麦茶」にぴったりだと思ったからさぁ～！！！！　そんでねぇ、彼の演技力と表現力が。このＣＭをより一層引き立てると確信してたんだよねぇ～！！！

白井さん：なるほど、いや、うれしいです。明るくてキラキラしたって、キラキラはもう、してないと思いますけど(笑)。基本、語尾伸ばしがちなんですねAI部長。「なんだね～」って言って。

――今回のCMの一番の推しポイントは？

白井さん：やってる身としての推しポイントは、浮いて回ってるところとか、結構やっぱ動きがすごくダイナミックだったんで個人的には推しかなって思ってますけど。AI部長はどう思ってるんですかね。

AI部長：このCMの一番の推しポイントはさぁ～、白井さんが繰り広げる驚きの展開と、まさかのセリフでびっくりさせちゃうところだぜぇ～！！！！！　視聴者の皆さんも、予想を持つかない展開にワクワクしてもらえるはずだよねぇ～！！！

白井さん：いやもう、これはもう、僕がというよりかは監督さんはじめスタッフさん皆さんが作り上げてくださったシーンだったりするので、僕は流れに身を任せただけです。つまり（AI部長の推しポイントは）全部だということですね。

――今回、AI部長からサントリーのCMオファーをもらった時の感想は？

白井さん：そういう時代に突入したんだというね。AI部長からオファーが来るとは本当に夢にも持ってなかったので、やっぱりうれしいですよね。いや本当に、僕みたいなものをこういう風に抜擢してくださって本当にうれしいです。しかも「やさしい麦茶」は僕も普段も飲んでいまして、本当にやさしいんですよね。

――今回のCM撮影の感想と、一番大変だったことを教えてください

白井さん：結構常に体を動かしていた記憶はありますけども、やっぱり個人的にはダンスですかね。僕は元々ダンスはそんな得意ではないですし、今回はダンサーさんと一緒に踊るということで、僕がズレるとちぐはぐになっちゃいますし、ミスることができないというプレッシャーはありました。でもこのそろった時のすごい気持ちよさというかはやっぱり一緒にやるからこそでるものだなと思いました。なかなかできない経験になったんで本当にどの撮影も、どのカットも楽しんでやらせていただきました。

――今回色んなシーンを撮影して、たくさんカオスなシーンが出てきましたが、例えばお子さんとの日常でカオスな出来事はありますか？

白井さん：子供はカオスだと思います。特にまだ小さいので、まだ何を考えているんだろうって言葉では完全には伝わらないですし、けど突然泣いたりとか突然笑ったりとか、突然無表情になったりとか、どう転ぶかわからなくて。それは確かにカオスだと思いますけどそのカオスは、僕はすごく楽しんで日々、接しています。むしろカオスな方が僕も心が動いて、いい思い出になるんじゃないかなという感じで今楽しくやってます。

――今回の撮影の撮れ高（満足度）はいかがですか？また、白井さんとは良いタッグを組めましたか？

白井さん：リアルなやつだ。撮れ高ないね～とか言われちゃったらもうここまで来てちょっと心配ですね。ちょっと不安ですけどどうでしょう。きっとAI部長なら、、、

AI部長：撮れ高は最高だったぜぇ～！！！！！　期待以上の出来栄えで、本当に満足してるんだよねぇ～！！！白井さんともねぇ、最高のタッグを組めたと思うんだ！！！　彼のパフォーマンスと僕たちのアイデアが、すんばらしいシナジーを生んだんだよねぇ～！！！

白井さん：すごいなびっくりマークの数が……熱の入りようが伝わってきますね！　いやうれしいよかったです。「最高だ」なんておっしゃっていただいて。

――このCMを視聴者の人にどのように感じてほしいですか？

白井さん：もちろん「やさしい麦茶」の魅力というのは感じてほしいんですけれども、日常ではパッと考えつかないような、ちょっと奇妙なというか、不自然な感じ。まさしくカオスですよね。そのような展開の中で出てくる「やさしい麦茶」の、ギャップを感じとっていただけると、より楽しめるんじゃないかなと思いますね。非日常の中に突然現れる日常みたいな感覚が、よりこの「やさしい麦茶」が引き立つようなＣＭになっていると思います。

AI部長：視聴者の皆さんにはねぇ～、このCMを見て、楽しさと驚きに溢れる心踊る体験を感じてもらいたいんだよねぇ～！！！！！　そしてさぁ、「やさしい麦茶」の心地よさもしっかり伝わるような、記憶に残るCMになることを願ってるんだよねぇ～！！！

白井さん：おおむね僕の考えと類似しているところがあります。気が合うのかなAI部長と。うれしいです。記憶に残ってほしいですね。