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大人気の「ミスドミュージアム」に行ってきた! 好き勝手トッピングできるコーナーなど魅力が盛りだくさん(2/3 ページ)

行くと確実にドーナツが食べたくなります。

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ミスドのドーナツは生地まで店内で作られている!?

 次のコーナーは「おいしさのこだわり」。ドーナツが完成して店頭に並ぶまでの工程を映像で紹介し、衛生面、味、環境への配慮や、ダスキン/ミスドがしている社会貢献活動などについても解説しています。

こちらが「おいしさのこだわり」コーナー

 ミスドのドーナツが店内調理だというのは知っていたんですが、てっきり「揚げる工程は店内でやってるけど、生地はセントラルキッチン的なところから送られてきているのでは?」と思っていました。が、このコーナーの解説を見ると、一部の店を除いて粉や卵といった原材料を配合して混ぜるところから完全に店内でやっているとのこと。

 広報さんいわく、北海道から沖縄まで幅広く展開しているため、気温や気象条件などによって生地の配合レシピが細かく変化するそうです。そういった部分も各地の店舗向けにマニュアル化されており、その日の条件に照らし合わせて生地を作っているんだそうです。すげ~。

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店の中でどうやってドーナツを作っているのかビデオで解説してくれます
ミスドのコーヒーがここまで凝ったものだったとは……

2000軒以上あるミスド店舗の写真がずらり

 そしてその先のコーナーが「わたしのミスタードーナツショップ」。ミスドでは開業以来オープンした全店舗の写真を撮影して記録しており、また全店舗は通し番号でナンバリングされています。取材の時点では2032軒のショップの写真が並んでおり、その数に圧倒されます。

このモザイクみたいなのが「わたしのミスタードーナツショップ」コーナー
近寄ってみると、無数の店舗写真が!
2023年3月31日までのオープン店舗数は2032軒。すげ~

 自宅の最寄りの店を探すのも面白いコーナーですが、特に驚いたのが1971年4月にオープンした1号店が大阪の箕面で開店したという点です。ほぼ同時期の1971年7月に日本上陸したマクドナルドが1号店を出店したのは東京の銀座。それに比べると、箕面は大阪の市街地よりはグッと北だし、まだまだアメリカの食べ物を売るチェーン店がめずらしかったであろう1970年代に、華々しく日本上陸したドーナツショップが1号店を構える場所としては地味な気がします。

1号店、大阪府の箕面だったのか!

 ところが、この微妙な立地も鈴木清一氏の考えが反映されたもの。広報さんによれば、「箕面のような郊外で成功できたら、日本中どこに出店しても成功する」というテストを兼ねた立地だったそうです。開店時には店の周りを何周もするほどお客さんが並び、初日には1時間で4000個売れたという記録が残っているのだとか。ちなみに、箕面ショップは現在でも営業されています。

随所にクイズもあります。どの選択肢も1時間で売れるドーナツの数じゃないでしょ

ドーナツに好きなようにトッピングできる!?

 「わたしのミスタードーナツショップ」を抜けると、「ミスドキッチン」のコーナーです。事前予約すればドーナツ作りが体験できます。生地を伸ばして丸く型抜きし、フライヤーで揚げ(ここの工程だけミュージアムのスタッフが担当します)、最後にシュガーシロップを塗って仕上げ……という工程を楽しめます。

 作ったドーナツはその場で食べても、お土産にしてもOK。マジで人気があるコーナーらしく、取材当日はド平日の午前中というタイミングだったのに、けっこうな数のお客さんがドーナツを作っていました。体験したかったけど、残念……!

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こちらが「ミスドキッチン」。このミュージアムのメインアトラクション的な、大人気コンテンツです
奥で揚げたドーナツをそのまま受け取って、温かいうちにシロップを塗って仕上げます

 ドーナツ作り体験は1日で体験できるお客さんに限りがあるため、常に予約がパンパン。それなら予約なしでもできるドーナツ作り体験を用意しようということで作られたのが、エントランスの脇にある「ドーナツボールトッピング体験」のコーナーです。ここでは1回200円で体験可能。好きなドーナツボール、トッピング、チョコレートを選んで、自分の好きなようにトッピングできます。

巨大ドーナツが貼り付いた最高の壁の下にあるのが「ドーナツボールトッピング体験」コーナーです
好きなドーナツに好きなトッピングができる! 早くやらせて!!
それぞれバラバラに3つ選ぶのもよし、「全部チョコレート」みたいな尖ったデッキを組んでもよし! 迷う!

 ドーナツワゴンの中を見てみると、ミスドのドーナツでめちゃくちゃ見覚えのあるトッピングが並んでおります。特に自分が興奮してしまったのが、「なんか妙にザクザクしてうまい、謎の黄色い粒」として認識していたアレ……!

 その名もゴールデントッピングという名前で、トッピングコーナーの右端に顔を出しております。マジかよ。このゴールデントッピングだけを丼によそって、好きなだけザクザク食べるのは可能なんですか!?(ダメ元で広報さんに聞いてみましたが、ダメだそうです)

あの黄色い粒々! 黄色い粒々が! 丼で食べたい!
チョコレート、許されるならば全部使いたい
チョコソースの上からトッピングをふりかけるというのが正しい手順です

 今回はこのドーナツボールトッピング体験をやらせてもらえるということで、ドーナツボール3種にトッピングとしてゴールデントッピング、カラースプレー、ココナツ、そしてソースとしてプレーンなチョコレートをチョイス。チョコレートをドーナツにかけた後、各種トッピングをふりかけていきます。

 通常ミスドで販売されているドーナツとは異なり、ここは無法地帯なので「カラースプレーとゴールデントッピングの重ねがけ」みたいなことも可能。チョコレートがけっこうすぐ固まるので、先にある程度トッピングのプランを固めてから作業するのがオススメです。

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ということでレッツトライ!
まずチョコソースをかけます。けっこうたっぷりあるので、あんまり細かく配分とかを考えなくても大丈夫
そしてトッピングを設置。カラースプレーとゴールデントッピングのあいがけだ!
完成! 今回は自宅向けのお土産としました

 チョコレートがちょっと器に余ったので意地汚くヘラですくって舐めてみたんですが、ミスドのトッピング用チョコって単品で食べてもおいしいんですね。チョコレートの味の主張がけっこう強くて、ドーナツと組み合わさったときに負けないチューニングになっています。そして作ったドーナツはその場で食べても、お土産として持って帰ってもOK。持ち帰る際には専用の箱ももらえるので、ひっくり返さないよう注意して持ち帰りましょう。

 というわけで、ミスドミュージアムに行ってきたぞというお話でした。「確かにこりゃ人気出るわ……」という感じで、ミスドファンなら一度は聖地巡礼として行ってみる価値ありだと思います。また、同じ建物内にミスタードーナツ江坂芳野町ショップも併設されているので、「ドーナツに関するこだわりやおいしさのポイントを知った上で、すぐミスドに寄って食べる」というプレイも可能です。

展示を見ていると完全にドーナツが食べたくなりますが、ミスドの店舗が併設されているので安心です

2階のおそうじ舘もかなりエキサイティング

 ちなみに、2階の「おそうじ舘」もかなりエキサイティングで、「日本人はいったいいつ、どのように掃除を始めたのか」というところから掃除自体、そしてダスキンの歴史について知ることができる施設となっております。

 根本的なところから「掃除とは何か」「部屋をきれいにするとはどういう作業なのか」という問いについて考えられるので、ドーナツを食べてお腹がいっぱいになったところで行ってみるのがオススメ。江坂駅から多少距離はありますが、足を運ぶ価値のあるミュージアムだと思います!

「日本で掃除がいつ始まったのか」考えたこともなかった……
これはモップの先祖、棒ぞうきんです
修行になっちゃったよ、掃除
「木綿の布が存在しなければ雑巾も存在しない」というのは、考えたこともなかったな……
ダスキンの歴代モップもずらっと並んでいます
生活空間にちなんだお掃除クイズも充実
ハウスダストと戦うアトラクション「DUSKIN DUST BUSTERS」。ダニと戦え!

【「ダスキンミュージアム(ミスドミュージアム、おそうじ舘)」概要】

  • 開館時間:10時00分~16時00分(入館は15時30分まで)
  • 電話:06-6821-5000 10時00分~16時00分(休館日を除く)
  • 休館日:月曜日、年末年始 ※月曜日が祝日の場合は翌平日休館。機器メンテナンスのため、2023年6月27日と28日には臨時休館されます
  • 入館料:無料 ※一部の体験は有料になります(ミスドキッチン ドーナツ手づくり体験:600円/1人、ドーナツボールトッピング体験:200円/1回
  • 公式サイト:ダスキンミュージアムミスドミュージアムおそうじ舘

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