北川景子も登場のセーラームーン最終章　三石琴乃＆林原めぐみらレジェンドの30年分の思いが熱い　「また何十年と受け継がれていくといいな」（2/3 ページ）

セーラーコスモスのキャスト登場

　その後は、謎のセーラー戦士・セーラーコスモスのボイスキャストの話題に。会場内にPV動画が流れ、2003年放送の実写版テレビドラマ「美少女戦士セーラームーン」セーラーマーズ／火野レイ役で俳優デビューを果たした北川景子さんがセーラーコスモス役を務めることが発表されました。

　驚きの発表に会場が盛り上がる中、銀髪のセーラーコスモスを連想させるシルバーのドレス姿の北川さんが登場。「そうそうたるレジェンドの声優の皆さんたちがいらっしゃる中で、自分が発表されたらどんな感じなんだろう」とオファー時に不安があったことを告白しながら、会場から拍手で迎えられたことに「すごくほっとしました。うれしかったです」と笑顔でコメントしています。

　20年越しに思い出の作品に関わることになった北川さんは、俳優の沢井美優さんをはじめとしたドラマ撮影時の“セーラー戦士仲間”にオファーを受けるか相談したところ、「絶対やってほしい！」と言われたといいます。仲間たちでこの20年を振り返りながら、「私たちにとってすごく大切な作品だよね」と語り合ったと明かしました。

　後編の注目シーンについて質問された際には、ネタバレをしないように配慮しながら、セーラーコスモスがエターナルセーラームーンと対峙（たいじ）するシーンについて「なぜ会うことになったのか？」に注目してほしいと答えました。

それぞれにとっての“セーラームーン”

　「あなたにとってのセーラームーンとは？」の質問には、水樹さんが主人公の月野うさぎについて「最後踏み出す決断っていうのは、（特別な力ではなく）うさぎちゃんの心から出ている気持ち」と表現し、自分を信じて前に進む力が何物にも代えがたいことを教えてくれた先生であると力強く回答。

　三石さんは「（客観的に）あまり見れてないんですよ」と回答に悩みながらも、「自分の中での愛や正義、ゆずれないポリシーといった“忘れていた宝石”を輝かせてくれる作品」と回答。「普段生活している中で『これが愛でしょ？』『これが正義でしょ？』っていうとやっぱりうっとうしがられたりすることが多いですよね」「この作品を見て、ちょっと考えて思い出してほしい」と伝えました。

　幅広い世代に愛されてきた「セーラームーン」シリーズの最終章となる同作。セーラー戦士たちの戦いがさらに過酷になる後編の魅力に触れ、目の前に迫った公開が待ち遠しくなりました。

(C)武内直子・PNP／劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」製作委員会