逝去した夏まゆみさん、多くの振り付けを担当　つんく♂や辻希美、矢口真里、加護亜依ら元“モーニング娘。”も追悼（1/2 ページ）

　モーニング娘。をはじめ、多くのアイドルグループなどの楽曲で振り付けを担当した振付師の夏まゆみさんが、6月21日にがんで逝去。7月6日に、ビジネス社が訃報を伝えると、音楽プロデューサーのつんく♂さんは、同日に更新したブログを通じて追悼しました。

　夏さんの訃報に「とても驚き、寂しく、残念に感じています」とつづったつんく♂さん。出会いは自身のロックバンド「シャ乱Q」が売れる前だったそうで、吉本興業所属の若手芸人たちで結成された「吉本印天然素材」の指導をしている“勇ましい姿”が忘れられず、モーニング娘。デビュー時には「ああ、あの先生に鍛えてもらおう」と声をかけたことが始まりだったそうです。

　その後、多くの作品でタッグを組んだ2人。「僕が急に振り付けを変えたいと言い出しても、どんな時も冷静に対処いただきました。思えば夏先生の寛大さに甘えてたのかもしれません」と丁寧な対応についても回顧し「語ると思い出ばかりでキリがありませんが、今まで、本当にありがとうございました」「どうか安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈りいたします」と感謝の気持ちを伝えています。

　同日、元モーニング娘。の辻希美さんもInstagramストーリーズで夏さんを追悼。オーディションの合宿で初めて出会ったそうで「12歳だった私に優しく、時に厳しく指導してくれました」と当時を回想しながら、「一緒にお仕事させて頂いた思い出は私の一生の宝物であり、誇りです」とコメント。

　石黒彩さんは夏さんを囲んだモーニング娘。の集合ショットを投稿しながら「一生大好きな人」「25周年も一緒だと勝手に思っていました」と寂しさをにじませています。

　久住小春さんも夏さんと出会ったころの写真を投稿しながら「厳しくて、厳しくて、逃げたくなった事も何度もあったけどあの時の経験のおかげで、どんな事でも乗り越えられる力がつきました」と感謝の言葉を投稿。

　他にも、加護亜依さんは4年前に舞台でともに仕事をしており「千秋楽後も2人で抱き合って沢山話して沢山、泣きました。あの日を決して忘れないです！」と心からの気持ちをコメント。矢口真里さんも「正直もの凄く悲しいです。もう一度会いたいです」と悲しみをあらわにしています。

　他にも高橋愛さん、田中れいなさん、道重さゆみさん、市井紗耶香さん、小川麻琴さんら元モーニング娘。メンバーから哀悼する声があがっていました。

　夏さんは1980年代にイギリスや東京、ニューヨークでダンスを学び、1992年から「吉本印天然素材」のダンス指導と振り付けを8年間に渡って担当。1997年にはNHK紅白歌合戦のステージソングの振り付けを、1998年からはモーニング娘。の育成や指導を担当。その後、2005年からはAKB48の指導や振り付け、演出、育成も担うなど精力的に活動していました。