急逝した水井真希さん、出演作の映画監督が哀悼　関係者の投稿に苦言も「彼女の死を利用してるようにしか見えない」（1/2 ページ）

　映画監督の緒方貴臣さんが7月29日にX（Twitter）を更新。緒方さんは急逝した俳優・水井真希さんの主演映画「終わらない青」（2011年公開）を手掛けており、生前の水井さんの姿を投稿しながらその死を哀悼しました。

　「終わらない青」の撮影後、トークショーで対談するなど交流があった緒方さんと水井さん。28日に水井さんの姉が訃報を伝えると、緒方さんは生前の水井さんの姿を投稿しながら「水井真希さんの訃報にただただ打ち拉がれ、何も言葉が浮かびません 今も涙が止まりません」とコメント。「誰よりも正義感が強く、ずっと戦い続けてたね やっとゆっくりできるね ほんとおつかれさまでした」と思いを伝えています。

　また、水井さんの訃報が報じられた後、生前の水井さんに関しての真偽不明の投稿をしているさまざまな関係者について「皆、自分の思想のために彼女の死を利用してるようにしか見えないです」との苦言も。「本当に彼女のことを想うなら、水井真希さんの実体験を基に脚本・監督をした作品『ら』をぜひ観てください」「この映画を観れば、彼女の人柄、考え、想いがわかります」と水井さんが企画、脚本、監督を手掛けた同作を見てほしいと呼びかけました。

　水井さんは映画監督の園子温さんや映画監督・特殊メイクアップアーティストである西村喜廣さんに師事。映画「奇妙なサーカス」（2005年公開）や「片腕マシンガール」（2008年公開）で現場スタッフを務めながら映像制作を学びました。また俳優としても、2011年には「終わらない青」の主人公・水月楓役を演じて注目されるように。さらに2013年には自身の実体験にもとづき企画、脚本、監督を担当した映画「【ら】」が、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014 オフシアターコンペティション」で入賞し、国内外で上映されています。

　俳優や監督としてキャリアを積む一方、X（Twitter）では、複数の映画関係者から性被害を受けたと主張していました。