高級金魚を「余命1週間だから」とタダでもらい…… 必死で看病する飼い主と生きようとする金魚に「涙が出ました」
白くてかわいらしい金魚「雪」ちゃん。
「この子がそんなに気になるのでしたら、タダで譲りますよ」――余命1週間の金魚をタダでもらった飼い主さん。少しでも長生きしてほしいと奮闘する動画がYouTubeで公開され、記事執筆時点で480万再生を突破。「愛を感じました」「涙が出た」と感動する声が上がっています。
投稿者は、2011年から韓国に住んでいる「えみこ」さん。数年前から熱帯魚を飼い始め、2022年からYouTubeで観賞魚飼育に関する動画を公開しています。
今回出会った金魚は、中国産のホワイトローズテイルで、2万5000円相当の高級金魚。お店で一目ぼれして見ていたところ、店長から「この子は病気がひどくて、もってあと1週間だと思います」と言われ、それを理由に無料で譲ってもらったそうです。
長くはないかもしれないけれど、せめて名前で呼んであげたいと、金魚に「雪」ちゃんと名付けた飼い主さん。連れて帰ってからよく観察すると、肉と骨がむき出しになっている部分があったり、出血していたりと、ひどく弱っている様子です。
「なんとか助けてあげたい」――飼い主さんはこれまでの飼育経験を生かし、ここからできる限りの治療を行うことに。明日生きて会えるかわからない毎日でしたが、なんと雪ちゃんは少しずつですが回復。2日目に不治の病と言われる「松かさ病」の初期症状を発見するも、どんなエサも食べてくれず、薬を与えることができない日々が続くなかで、諦めず時間をかけて接することで食べてくれるようになりました。
そしてお家にやってきてから1週間を超えた10日目、松かさ病からも回復し、かなり泳げるようになった雪ちゃんの姿がありました。まだまだ油断はできませんが、お店にいたころと比べてかなり元気になった姿に、コメント欄では「すごい…助かりそうにもなかったのに少しずつ良くなってる」「餌を食べてくれた瞬間泣きそうになった」「見捨てられた子を救おうと一生懸命お世話する飼い主さんに心打たれます」などの声がみられ、雪ちゃんの回復を祈る声がたくさん寄せられています。
その後の雪ちゃんの様子もYouTubeチャンネル「えみこのおうち」で公開中。10日目以降の動画、20日~27日目の様子、お家に来て31日目以降の雪ちゃんの最新の状態も見ることができます。
厳しい薬浴を乗り越え、初めて水面に顔を出してえさをおねだりする姿も見られた雪ちゃんですが、淡水での飼育に切り替えようとメイン水槽への引越しを考えていたところ、再度感染症が悪化。
飼い主さんは、空港で検疫業務を行う金魚の寄生虫に詳しい専門家にコンタクトを取り、雪ちゃんについて相談することに。すると、その先生のもとに雪ちゃんを連れていければ、詳しい検査と注射をしてもらえることになったのだそうです。しかし、諸々の事情があり、距離がある目的地に向かえるのは、1週間後。それまで雪ちゃんが頑張れるよう、ここまで回復してきた生命力を信じて、祈ることしかできません。
雪ちゃんの状況を報告する動画には「初めて金魚にここまで感情移入した」「こんなに金魚さんの回復を祈った事はありません」「ゆきちゃんに尽力する主さんに心打たれました」「お店で見つけてくれて、愛情を注いでくれて、ずっとそばで名前を呼んでくれて、ユキちゃんの頑張る力は主様の献身あってこそです」「何とか助かってほしいです」などの声があがっており、雪ちゃんの4つの動画の総再生回数は937万回にものぼっています。
画像提供:YouTubeチャンネル「えみこのおうち」さん
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出会ったときは超小型犬サイズでした。
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