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高校生がイチから手作りした木製の模造刀がすごい 審査員が既製品と勘違いするレベルのクオリティーに驚きと称賛の声(1/2 ページ)

この作品を1人で……?

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 高校生がイチから手作りした、唐木(からき)などを使用した模造刀がすごいクオリティーだとX(Twitter)で注目を集めています。こだわりが詰まった作品に愛を感じる……!

高校生が1人で完成させた木製の模造刀

 XユーザーのKAIE(@KAIE2357111317)さんが、息子さんが自作した“日本刀”を公開。刀身も含めて木で作られた観賞用の模造刀で、高校の美術展に出展したところ、1100作品の中で4番目の賞を受賞したそうです。

 学校の先生から聞いた裏話として、審査員から「既製品を使っているのでは?」といった内容の問い合わせがあったのだとか。その確認も納得してしまうほど高校生が1人で作ったとは思えないクオリティーの高さで、公開された制作過程を見ても驚かされます。

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かっこいい……!

 息子さんは木材からこだわり、刀身には、硬く加工が難かしいものの耐久性が高い紫檀(シタン)を使用。鞘(さや)は檜(ヒノキ)、鍔(つば)には重くて硬い紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)を選んでいます。あまりにも本格的……。

学校に持っていくために亀甲縛りされた紫檀の木材
加工の様子
美しい刀身を生み出しています

 さまざまな道具を使いこなすことで、木材を削って美しい形にし、下塗りしたあとはその上に漆も塗っています。鞘は「削り出して模様にして、その上に真ちゅう箔(金箔は高いので廉価版)で梅模様を箔押し」もしているとのこと。また見た目の華やかさが増す柄巻(つかまき)も、息子さんが平ひもを柄に手で編んで仕上げています。

鞘を作る様子
少しずつ削りながら制作

 コメントでは「職人だ」「素晴らしい情熱!」「リアルに2度見して目をこすりました すごいなあ」と驚きと称賛の声が多く寄せられ、記事執筆時点で約9600件の“いいね”を集めています。

美術展にて展示されたときの写真

 KAIEさんは息子さんの作品紹介アカウント(求道工房/@hLyP4QcnuVacqdX)でも制作記録を公開しており、過去作品の木刀や模造刀、糸を撚(よ)る機械から自作して作った「撚り房(よりふさ)」など、好きが詰まった作品を見ることができます。

別の作品
糸を撚る機械を自作

 ものづくりが趣味の息子さんは現在高校3年生。古いものが好きとのことで、将来は「伝統工芸の道に進みたいようです」とも。本人のXアカウント(@teikoku81)もあるので、気になる方はのぞいてみるといいでしょう。

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形になった鞘に下塗り
鍔も手作り
息子さんが手で編んでいる柄巻の制作風景
作品で見る成長記録も

画像提供:KAIE(@KAIE2357111317)さん

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