ニュース

人気のない夜釣りスポットにいつも“黒い影”が……ふとした行動が恐怖体験を引き起こしたお話(1/2 ページ)

同情すると引きずり込まれる、とも言いますが……。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 人から怖い話を聞き出すときには「恐怖体験や心霊体験はありませんか」と尋ねるよりも、「不思議に思った経験や思い出はありませんか」と切り口を変えたほうが、脚色のない奇妙な話を語ってくれるもの。今回ご紹介する作品は、そのように人から聞き集めた「不思議な話」を漫画にしたものです。

 作者は漫画家のみつつぐ(@mitutugu)さん。「人から聞き集めた不思議な話」を漫画にした『#人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた』と、怪談・エッセイ作家の加門七海さんの日常を、みつつぐさんが漫画化している『七海さんのオバケ生活』が販売中です。

 夜釣りが趣味だという男性のお話。当時に通っていたお気に入りの夜釣りスポットには、自分以外にもうひとり“常連”がいたそうです。その姿はぼんやりと人の形をした黒い影で、いつも同じ場所にいて、ただ立っているだけ……男性によれば「おそらく男の幽霊」だと言います。

advertisement

 最初に気がついたときはさすがに驚いたそうですが、このスポットに何年も通ううちにすっかり慣れてしまい、今ではそこにいて当たり前の存在になっていたそうです。

 ですがその日は、だんだんと薄くなっている影を見てふと「もうすぐ成仏するのかな」と思ったそうです。そしてなんとなしに缶コーヒーを2つ買い、1つを影のいる方に置いた後「よかったらこれどうぞ」と声を掛けたのでした。

 しばらく後、男性は「横に立つ何者か」の気配を感じます。別の釣り人がやって来たのかと思ったのですが……べたべたに濡れた足を見て、直感的に「あの影だ」と察しました。

 その後の男性は目を硬く閉じて、心の中でひたすら謝り続けて……しばらくしてその気配が消えた後、ひっそりと周りを見回してみたものの、そこには誰もいなかったそうです。

 気配が消えたことにほっとした男性は「この世ならざる存在と、軽い気持ちで関わってはいけないな」と反省したと言います。さて、果たして黒い影はあの場所にまだいるのかいないのか、それはともかくとして……男性は「あの場所には二度と行かない」と決めているそうです。

advertisement

作品提供:みつつぐ(@mitutugu)さん

たけしな竜美(@t23_tksn

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  4. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. 「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議
  10. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に