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ライダー俳優・椿隆之、7年前にゴルフクラブで殴打 暴行被害の裁判を振り返り今も続く苦悩明かす「裁判どころではなかった」(1/2 ページ)

被害者への負担があまりに大きすぎる。

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 「平成仮面ライダーシリーズ」第5作目にあたる「仮面ライダー剣」で主人公の剣崎一真/仮面ライダーブレイド役を務めた椿隆之さんが9月1日にX(Twitter)を更新。7年前の暴行被害について、「あの時の僕は裁判どころではなかった」と題した文章を公開しています。

椿さんの投稿

 椿さんは2016年11月、東京都内の路上でゴルフクラブで殴打され、左頬と上顎の粉砕骨折、鼻の骨折、記憶の脱落などの被害を受けました(関連記事)。その後、傷跡を消すための手術を複数回受け、芸能活動を再開しています。

 今回の投稿で椿さんは事件後の裁判を振り返り、「事件が起き、怪我が治療中のなかメンタルがぐちゃぐちゃのなか裁判はおこなわれた。その時の僕は自分の顔がどうなるのかも分からず、仕事もどうなるか分からず将来を考える余裕もなかった。そんな中、犯人との裁判」「今考えるとありえない。被害者は、当時それどころの心境ではないからだ」と被害者のメンタルへの配慮がなかったことへの疑問を吐露。

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 さらに、「あの事件から7年が経過しました。それからずっと心の中の感情が失われた。笑顔が少なくなった。今でも感じる激しい痛み、嫌な記憶 だが被疑者は、元気な身体だ。なんなんだろう」と、不条理な出来事への静かな怒りをにじませました。

 そして、法律の在り方に疑問を抱いていることに触れつつ、犯罪被害者は家族も含め周囲に自身の思いを伝えられないことが多いため、今回の発信に至ったと説明。最後に「僕自身も誰かを守れるよう笑顔が増やせるように頑張ります!」と結んでいます。


2021年10月頃の椿さん(画像は椿隆之 公式Instagramから)

 また、続く投稿では、「発信する内容事によっては色々考えますよ。色んな立場などありますし。難しいですが、僕は、やりたい事をやる。今までもこれからも」と、自身の思いを発信することへのスタンスを表明しています。

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