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国道のビッグモーター9店舗前で除草剤が検出される 国交省「警察署に被害届を提出し、損害賠償請求」(1/2 ページ)

検出されたのは長野県松本市の松本店前(国道19号)など。

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 国土交通省は9月13日、同省が管理する直轄国道で、ビッグモーター店舗前の街路樹に枯死が発生していた箇所を土壌調査をした結果、9店舗前で除草剤成分(グリホサートなど)が検出されたと発表しました。

 除草剤成分が検出されたのは、福井県福井市の福井店前(国道8号)、長野県松本市の松本店前(国道19号)、福岡県飯塚市の飯塚店前(国道201号)、長崎県諫早市の多良見店前(国道34号)など。

2015年9月時点の松本店前(画像はGoogle マップ ストリートビューより)
2023年5月時点の松本店前(画像はGoogle マップ ストリートビューより)

 地方整備局などが調査した8店舗のうち5店舗は、9月12日までにビッグモーターから除草剤使用などの連絡があったものの、残り3店舗はそれまでには連絡はなかったとしています。

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 また、追加で枯死が発生していると報告があった山口県宇部市の宇部店前(国道190号)でも土壌調査をしたところ、除草剤成分が検出されたということです。

 国土交通省は、除草剤成分が検出された箇所について、所轄の警察署に被害届を提出すると発表。今後、国で適切に原状回復を実施し、原因者が特定された箇所から順次、原因者に対して損害賠償などを請求する予定としています。

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