「司会ちゃんと回せ！」と怒声も……　ジャニーズ会見は記者の“ルール無視”で大荒れ　諫めた井ノ原氏に拍手沸く（1/2 ページ）

　故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐりジャニーズ事務所は10月2日に記者会見を開き、出席した東山紀之社長や、同子会社・ジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長らが今後の社の方針などを説明しました。会見場ではルールを無視した記者からの質問が相次ぐなど荒れたムードに。現場からも不満の声が聞かれました。

　会見ではジャニーズ事務所を「SMILE-UP.」に改称した上で、性被害者への補償に注力すると説明しました。また、タレントのマネジメントなどを目的に、東山氏が社長、井ノ原氏が副社長を務める予定の新会社（名称は公募により決定）を設立し、タレントとはエージェント契約を行うとしました。欠席した藤島ジュリー景子前社長の手紙を、井ノ原氏が代読する場面もありました。

　説明後の質疑応答では「1人1問まで」というルールのもと、挙手した記者にスタッフがマイクを渡す形式が取られました。しかし、会見が進むと挙手をせず、またマイクも使わずに質問する記者が次第に現れ、会見場のモラルは崩壊。繰り返す“ルール無視”に「司会ちゃんと回せ！」などと、怒声をあげる記者もいました。

　司会者や井ノ原氏がルールを守るよう指示しても、状況はなかなか改善されず。会見終盤には井ノ原氏が「できる限りルールを守りながら、ルールを守っていく大人たちの姿を、会見では見せていきたいと僕は思っていますので、どうか、どうか落ち着いてお願いします」と記者を諫めるような発言をすると、会場では拍手が沸き起こりました。

　しかし、それでもルールを無視した質問は続出。時間制限がなかった前回会見とは異なり、今回は会見場の貸し出し時刻が過ぎたのを理由に、予定通り16時過ぎに終了しました。会見後の会場では「聞きたいことが聞けなかった」と不満を漏らす記者もいました。