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「糸を引いていた」とSNSで報告のマフィン、販売店は閉業で営業再開の予定なし SNS削除後Webサイトで対応説明(1/2 ページ)

保健所と警察の指導に従って対応すると説明しています。

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 「デザインフェスタvol.58」(11月11日~12日)の出店者が販売したマフィンで体調不良者が出ている問題で、販売店が閉業しており、営業再開の予定はないと明らかにしました

Honey×Honey xoxoのWebサイト。対応などについて説明している

 同イベントに出店の焼菓子店Honey×Honey xoxo(東京都目黒区)が販売したマフィンに対し、購入者から「糸を引いていた」「異臭がする」「体調不良になった」とする報告がSNSで寄せられ、同店は14日から回収を行っていました。厚生労働省の公開回収事案に掲載された情報では、販売数は約3000個となっており、20日で回収受付は終了したと記載されています。

厚生労働省の公開回収事案

 その後20日ごろから、同店のSNSアカウントが削除されているとネット上で指摘が寄せられました。中傷があったことから理解を示す声もありましたが、事故対応に不安を投げかける声も上がっていました。

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サイトで対応を説明

 同店は21日に新たにWebサイトを設け、保健所と警察の指導に従って対応すると説明。(回収受付は終了しているため)当該商品の購入者には商品廃棄のうえ、事故対策室に連絡してほしいとしています。返金については、警察からの指導により、購入を証憑(取引を証明する書類)などで確認できた場合に行うとのこと。

デザインフェスタでの販売の様子(Honey×Honey xoxoのInstagram投稿。現在は削除)

 原因は保健所が調査中で、判明した際にはあらためて報告すると述べています。また事故発生以来、同店は閉業しており、営業再開の予定はないとのこと。ネット上には同店を名乗るWebサイトもありますが、無関係な第三者が無断で作成した偽サイトで、Googleに削除要請を行っているとしています。

偽のWebサイト

 「食品の製造・販売業者としての食品衛生に対する知識、理解及び対策等が不十分であったことを深く反省しております。また、健康被害に遭われた方が一日でも早くご快復されますよう祈念しております」(Honey×Honey xoxo)

12月19日追記

 分析の結果、食中毒の原因となる細菌が検出されなかったとして、保健所が店への行政処分を見送ったとして各所で報じられました

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