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テイラー・スウィフト、公演中亡くなったファンの家族と面会 笑顔で肩を組む写真に「悲し過ぎる」「ほろ苦い思い出になったね」(1/2 ページ)

女性の父親はコンサート運営会社の責任を追及しています。

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 米歌手テイラー・スウィフトが11月26日、自身のツアー公演で亡くなったファンの家族との面会を果たしました。テイラーは現在ワールドツアー「エラス・ツアー」で各国を回っていて、事故が起きたのは17日のブラジル・リオデジャネイロ公演。最近ブラジルでは過去例を見ないほどの熱波に見舞われており、熱中症が原因とされています。ほかにも体調不良を訴えるファンが続出したにもかかわらず、会場内に水の持ち込みは禁止されていたと報道されており、運営の問題も多々指摘される中での記念写真となりました。


亡くなった女性の家族とテイラーが面会(画像はFolha de S.Paulo紙のInstagramから)
「エラス・ツアー」公演アカウントもシェア

23歳の女性死去に、テイラー「これだけは起こってほしくないと思っていた」

 26日はブラジル公演の最終日で、テイラーは女性の父親を含む遺族を招待。両者は楽屋で面会し、VIPルームで公演をみたと報じられており、当人たちや報道各社、エラス・ツアーのX(Twitter)公式アカウントなどではテイラーと、亡くなった女性の顔写真がプリントされたTシャツを身に着けた遺族が肩を組んで、ほほ笑む記念写真をシェアしています。

 亡くなった23歳の女性はリオデジャネイロのニルトン・サントス・スタジアムで行われた公演で体調不良を訴え、スタジアムの医療センターで応急処置を受けたのち緊急搬送。約1時間後に死亡が確認されました。その日現地の気温は39度までに達しており、熱中症が原因で亡くなったとされています。

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公演中の事故にショックをあらわにしたテイラー(画像はテイラー・スウィフトのInstagramから)

 テイラーは18日、「今夜のショー目前でファンを失ったことに、言葉では言い表せないほどショックを受けている」とInstagramストーリーズへ手書きのメッセージを投稿。「彼女がとても美しく、そして若すぎたということ以外、私には情報がない。ステージで話す気にはとてもなれない。深い悲しみに包まれているから。この喪失感を、彼女の家族や友人に伝えたい。ツアーをブラジルでやると決めたとき、これだけは起こってほしくないと思っていた」と大変なショックを表しており、事故の情報がまだあまりないことや、女性の家族への強い思いを述べました。また、18日の同地での公演は事故の影響で延期措置を取っていました。

「娘は夢をかなえようと旅立ち、死んで戻ってきました」 運営の不手際を遺族も追及

 この事故に関する報道では、会場への水の持ち込みが禁じられる一方で、会場内で販売されていた水は高額であるうえ店員がしばしば不在であったとも伝えられており、運営側の責任を問う声が殺到。ブラジル公演をプロモートする「T4F」は事故後の公演では水を無料で配るなど、観客の健康と安全を守るための特別措置を実施すると発表しました。

 また、テイラーがコメントを発表した同日、女性の父親は現地のメディアFolha de S.Paulo紙に対し口を開き、「私は幸福で知的な1人娘を亡くしました。彼女は次の4月に心理学部を卒業する予定で、お金を貯めようとしていました。私の悲しみを表現する言葉はありません。娘は夢をかなえようと旅立ち、死んで戻ってきました」と悲痛な胸の内を語りました。

 そして事故の詳細に対する情報が足りておらず、責任の所在を明らかにすることを求め、過失が確認された場合は誰かが処罰されることを望んでいるとしています。SNSでは公演中、観客に水を配るようスタッフに求めるテイラーの姿が拡散されており、父親は「知っている」とはしたものの、「この規模でのコンサートの対応としては不十分」とコメントしました。

 テイラーと家族が肩を組む写真が公開されると、SNSでは「彼ら全員にとってほろ苦い思い出になったね」「悲し過ぎるな」「彼女はテイラーに会う前に亡くなってしまったけれど、家族がテイラーに会いに来たんだね」などとこの面会に複雑な感情をつづるコメントが多く寄せられています。

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